先日の「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」は、クルーズ・船旅の専門雑誌「クルーズ」が行ったものですが、今回の「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2012」は、日本外航客船教会(JOPA)が主催するものです。

対象は、客船や港などではなく、ずばり、クルーズそのものです。

2012年に実施されたいろいろなクルーズの中から、独創性にあふれたものを選考会で選び出し、横浜港の「ぱしふぃっくびいなす」の船上で授賞式が行われました。

グランプリ

◯ JTB 100周年特別企画 チャータークルーズ レジェンド・オブ・ザ・シーズで航く  横浜・神戸発着 済州島・上海クルーズ

株式会社 ジェイティービー

東日本大震災によって、旅行業界に厳しい環境の中、7万トンもの外国クルーズ船をチャーターし、割安感のある値段で幅広く集客しました。

テレビ、雑誌、新聞などのメディアに対し積極的な広告を打ち、1700人分ものキャビンを発売してわずか1周間で完売しました。

クルーズの体験がない人が全体の66%になるなど特徴的です。

5月の連休に外国クルーズ船をチャーターするなどという新たな動きをはじめたことにより、新しい市場の開発に一つの方向性を示しました。

優秀賞

◯ クルーズのゆたか倶楽部

クルーズの専門旅行会社として長い歴史がある同社は、創業してから多くの前線チャータークルーズを実施し、日本のクルーズマーケットの拡大に貢献してきました。

コース、船内イベント、オプショナルツアーなどは独自性に富み、いつも積極的な商品開発と販売を行ってきました。

小笠原の世界自然遺産登録をきっかけとして日本各地から「ふじ丸」による小笠原クルーズを企画して、長年の取り組みと積極的なスタイルが高い評価を得ました。
 
 

◯ 新緑の日本一周・金環日食クルーズ
  日本クルーズ客船株式会社

日本では25年ぶりの金環日食が2012年5月21日にありました。

この自然現象を海の上で観測しようとする日本一周を企画し、乗客数が設定人数を超える成功となりました。

このクルーズの目的は天候に左右されるだけに、かなりのリスクを伴いますが、最適な観測値に移動することができるという船の特性と魅力的な日本一周クルーズをコンビネーションさせることで、他のクルーズにはないユニークなものにしました。

特別賞

◯ 日本郵船 飛鳥Ⅱでつなぐ東北復興応援クルーズ
  日本郵船株式会社、郵船トラベル株式会社クルーズセンター

東北に被災地に寄港し、乗客が復興応援の担い手となるよう飛鳥Ⅱをチャーターして応援しました。

乗船時から船を下りる時まで、全て東北応援としました。

船内では東北6県の宣伝ブースを設け、東北観光博覧会を催しました。

また、東北の章句材を使った料理やドリンクを提供しました。

仙台では、石巻や仙台湾周辺の被災地をめぐる現地ツアーも行いました。
 
 

◯ クラブツーリズム特別企画 にっぽん丸チャータークルーズ 春の東北桜クルーズ
  クラブツーリズム株式会社クr-図ワールド旅行センター

大船渡と東北の桜をテーマにした復興応援クルーズを企画しました。

同社の復興支援標語に「こころで旅を届けよう」を実践し、東北各県の観光の進展に寄与しました。

東北の芸能、文化、祭、グルメをテーマに、船内でイベントを実施しました。

桜の植樹、乗客が書いた寄せ書きのプレゼントなど、乗客と地元地域民の暖かな交流も行い、多様な5コースを設定するなど心配りのあるクルーズ作りが高い評価を得ました。