2015年10月1日(木)は、国慶節の大型連休で、中国では10月1日(木曜)から10月7日(水曜)までの7連休となります。

中国の国慶節とは、中華人民共和国設立記念日のことで1949年10月1日に、毛沢東により中華人民共和国の成立が宣言された日です。
旧正月の春節と同じくらいの長さの連休となるため、中国人にとっても、旅行やクルーズに出かける絶好の機会となります。

特に、最近の中国経済の不調にもかかわらず、日本に来る観光客数は増加していて、広州の日本総領事館によりますと、先月のビザの発給件数は、去年と比べて4割増えているということです。

空の便だけでなく、大型のクルーズ船で日本に来る観光客も急増しています。

国慶節の連休中に日本に来航するクルーズ客船の予約はほぼ満杯になています。

福岡市・博多港がある福岡県でも、国慶節期間中中国からのクルーズ船9隻が寄港し、あわせて23,000人ほどの観光客が訪れるとされています。

ちなみに福岡市が作成している「2015年クルーズ客船入港予定」によると、2015年10月1日から7日までの博多港に入港予定のクルーズ客船は次の通りです。

着岸日時 離岸 船名 総トン数 定員
2015/10/01(木) 9:00 19:00 COSTA SERENA 114,147トン 3,780人
2015/10/01(木) 9:00 18:00 SKYSEA GOLDEN ERA 72,458トン 2,110人
2015/10/02(金)12:15 18:30 COSTA ATLANTICA 85,619トン 2,680人
2015/10/02(金) 9:00 19:00 COSTA VICTORIA 75,166トン 2,394人
2015/10/05(月) 9:00 19:00 COSTA SERENA 114,147トン 3,780人
2015/10/05(月) 8:00 17:00 SKYSEA GOLDEN ERA 72,458トン 2,110人
2015/10/06(火) 9:00 19:00 COSTA VICTORIA 75,166トン 2,394人
2015/10/06(火) 7:00 18:00 QUANTUM OF THE SEAS 167,800トン 4,905人
2015/10/07(水) 9:00 15:00 HENNA 47,678トン 1,965人

こうしてみると、博多港はコスタ・クルーズの客船のウェイトが高いことが分かりますね。

2015年の今年、博多港に入港予定のクルーズ船は、273隻と前年115隻の2倍以上となり、その内250隻が中国からですから、いかに福岡市が中国人観光客で沸き立っているかお分かりでしょう。

そのような中、10月1日(木)に中国人観光客の訪問一大スポットなっている大型ショッピングセンターの「キャナルシティ博多」に行ってみました。

当日、博多港に入港しているクルーズ客船は次の通りです。

着岸 離岸 船名 総トン数 定員
9:00 19:00 COSTA SERENA 114,147トン 3,780人
9:00 18:00 SKYSEA GOLDEN ERA 72,458トン 2,110人

この2隻は、いずれも博多港の次港が上海ですので、中国人観光客が大部分を占め、2隻の定員ベースの乗客の合計は6,200人です。

私がキャナルシティに行ったのが午後4時半ころでしたから、離岸時間が18時と19時ですからすでにピークは過ぎていたものと思われます。

また、福岡市には福岡空港がありますから、クルーズ船だけでなく空からも相当の中国人観光客が来ており、その分の観光客であったのかもしれません。

ビデオでご覧のとおり、キャナルシティの前の道路には観光バスの列ができキャナルシティのフロアー、中国人観光客爆買いの主要ターゲットである免税品店「ラオックス Laox」には、多くの観光客が詰めかけ、レジの周りには多くの買い物客で賑わっていました。

キャナルシティ中国人観光客

キャナルシティだけではありません。

福岡市の20以上の商業施設では、今年の国慶節に合わせたキャンペーンを実施しています。

外国人向けの特典を準備したり、イチオシの商品については中国語の紹介パンフレットを配布したりしています。

このまま、クルーズ船が増加し、クルーズ乗船客がショッピングや食事などで地元にお金を落としてくれることは、地域の活性化につながり悪いことではありませんが、観光バスの不足、観光客マナーの問題など対応しなければならない課題も大きくなっていきます。

どのように対応していくのか、自治体、業界に問われるのはこれからです。