2015年は、新造船ラッシュです。

次のリストが、2015年に就航するクルーズ客船です。

船名 総トン数 運航社
バイキングスター 47,842トン バイキング・クルーズ
アンセム・オブ・ザ・シーズ 168,666トン ロイヤル・カリビアン・インターナショナル
ル・リリアル 10,700トン ポナン
ブリタニア 143,730トン P&Oクルーズ
アイーダ・プリマ 124,100トン アイーダ・クルーズ
ノルウェージャン エスケープ 164,600トン ノルウェージャンクルーズライン
マインシフ4 95,900トン TUIクルーズ

これらの新造船7隻の中で、2015年6月13日、私が乗船しているクイーンエリザベスでサウサンプトン港からの出港時に、目の前をアンセム・オブ・ザシーズが追い抜いて行き、さらにクイーン・エリザベスの後からブリタニアが追いかけてきたという場面は、クルーズ体験が多い方でもそうそう出会う機会がないと思います。

クイーン・エリザベスを追い抜いていくアンセム・オブ・ザシーズについては、当サイトの次の記事で書いています。

クイーン・エリザベスの直近を通過するアンセム・オブ・ザ・シーズ サウサンプトン港 

で、その時の様子を撮影したのが次のビデオです。

今回は、私が乗船しているクイーン・エリザベスを追いかけてきたブリタニアについてです。

なお、記事の冒頭に2015年6月13日は、私が乗船したクイーン・エリザベスをアンセム・オブ・ザシーズが追い抜き、そしてブリタニアが追いかけてきたと書いていますが、この珍しい場面をサウサンプトンの陸地から撮影したビデオがありました。

6月13日の朝、クイーン・エリザベスに乗船するために、サウサンプトンの民宿・B&Bからテクテク歩いて向かっていた時に、事前の情報ではクイーン・エリザベスが停泊しているはずのオーシャンターミナル(Ocean Terminal)に停泊していたのが、ブリタニアでした。

ターミナルの交通整理のおじさんにクイーン・エリザベスは、どこですかと聞くと1マイルくらい先に停泊しているよと言われました。

言われた指の方向を見ると、クイーン・エリザベスが遠くに見えていました。

仕方がないので気を取り直して、その方向にオーシャンロードを歩いて行くと、右側にブリタニアの巨大な船体が見えてきました。

ブリタニア Britannia
サウサンプトン オーシャンロードから見るブリタニア

さすがに14万トンの巨体は迫力があり、これを先に見てしまったので9万トンのクイーン・エリザベスに到着すると、クイーン・エリザベスが大したことのない船に見えてしまいました。

P&Oクルーズの新鋭船 ブリタニア Britannia

さて、ブリタニア Britanniaについてです。

クイーン・エリザベスのキュナードと姉妹会社に当たるP&Oクルーズの最新鋭船です。

創業175周年のキュナードですが、P&Oの方は178年とこちらの方が古いのです。

2015年3月10日、私がクイーン・エリザベスに乗船するわずか3ヶ月前にサウサンプトンでブリタニアの命名式が行われ、エリザベス女王が命名しました。

P&O社では、5年ぶりの命名式で、しかもブリタニアは英国客船史上でも最大の船となりました。

ブリタニアという船名ですが、ブリタニアはラテン語でイギリスの古称です。
また、ブリタニアという女神を意味することもありますが、基本的にはイギリスの象徴とみなされています。

ブリタニアという船名は、かつて英国王室が所有していたヨットが「ロイヤル・ヨット・ブリタニア Royal Yache Britannia」でした。

ロイヤル・ヨット・ブリタニア Royal Yacht Britannia
ロイヤル・ヨット・ブリタニア Royal Yacht Britannia Photo by jambox998

すくなからずエリザベス女王とも関係があり、今回エリザベス女王による命名式が行われたと思います。

ブリタニアは、2013年に就航したプリンセス・クルーズの「ロイヤル・プリンセス」と同型の船です。

しかし、船内のインテリアなどがクイーン・エリザベスでもお馴染みのアール・デコを基調としていて英国人向けとなっています。

また、高さ15デッキの船内には、13のバー、13のレストランとカフェ、4つのプール、936席のシアター、年齢別の子供用エリアなど目を見張る施設が揃っています。

加えて6000点もの美術品があるというのですから豪華さはクイーン・エリザベスに負けません。

近年、日本人のクルーズ人口は20万人くらいですが、イギリスは170万人もの人々がクルーズを楽しんでいて、ブリタニアの注目度は高いようです。

事実、ブリタニアがクイーン・エリザベスの船尾から追尾してきた時、私はブリタニアレストランでディナーをいただいていましたが、ブリタニアを視認するととたんに同席の3人の英国人たちの話題はブリタニアに集中しました。

彼らもブリタニアがブランドニューの船であることを知っており、興味はこの船が今からどこへクルーズに行くのかでした。

当時はブリタニアのクルーズ先など知る由もなかったのすが、調べてみるとクルーズ名が「Britannia Med Voyage With James Martin, 13th June 2015」となっていました。

Med VyageのMedは、地中海のMediterraneanの略ですから、地中海クルーズという意味です。

寄港地は、バルセロナなどスペイン各港を巡り、フランス南部のモンテカルロ、ジェノア、ローマなどにも立ち寄るものです。

また、James Martin氏は、イギリスを代表するの著名なシェフの名前で、本人が乗船するクルーズが企画されたわけです。

James Martin氏は、シェフであると同時にテレビのBBCにも出演していて、2006年から「Saturday Kitchen」と言う番組を盛っています。

2012年に、ヨークシャーのタルボットホテル内にレストランを開業し、ミシュランガイドにも紹介されました。

2013年には、「James Martin]と言う名称のレストランをマンチェスターに開いています。

ブリタニアのクルーズは、サウサンプトンを母港にしていることからイギリス発着が主で、3日間のショートクルーズや2週間程度の地中海・カナリア諸島クルーズがあります。

しかし、残念ながら日本には今のところ、旅行代理店がないのでクルーズに参加しようと思えば海外の旅行会社やP&Oのサイトから直接申し込むことになります。

ブリタニア Britannia
ブリタニア Britannia Photo by El Coleccionista de Instantes Fotografía & Video

総トン数 143,730トン 就航年 2015年 全長 330m 全幅 38m
航海速力 22ノット 乗客定員 3,647人 乗組員数 1,350人 船籍 英国