3 日本発着クルーズ

2016年 ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの動向 マリナー・オブ・ザ・シーズが日本発着、新造船オベイションオブ・ザシーズも中国・天津に配船 

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ

2015年の外国クルーズ船による日本発着クルーズも好シーズンとなってきました。

しかし、クルーズは今年だけ見ているわけにもいかないようです。

来年、2016年の日本を取り巻くクルーズ界がどのようになるのかのも注目していなければより良いクルーズライフとならないかもしれません。

日本発着クルーズで注目しておかなければならないのは、日本船は別として、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルとプリンセス・クルーズの2つでしょう。

プリンセス・クルーズは、このサイトでもお伝えしましたようにダイヤモンド・プリンセスを日本発着クルーズに続投するようです。

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、2016年日本発着クルーズにボイジャー・オブ・ザ・シーズの代わりにマリナー・オブ・ザ・シーズを投入

一方、クルーズ情報専門誌「CRUISE」の3月27日付ウェブ・サイトニュースによるとロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、動きがあります。

今年まで日本発着クルーズに投入していたボイジャー・オブ・ザ・シーズを香港に配船し、代わりにマリナー・オブ・ザ・シーズで日本発着クルーズを実施するようです。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズとマリナー・オブ・ザ・シーズは、同じ13万トンクラスの姉妹船ですので、船の入れ替えによる日本発着クルーズには大きな変化はないのではないかと思います。


 

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、2016年積極的に中国に配船します。

同時に、このニュース記事では2016年の中国へのロイヤル・カリビアン・インターナショナルの配船計画も明らかにしています。

ご承知のように、急速な経済成長で中国のクルーズ人口は増加しており、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルのジナン・リウアジア地区副社長の見通しでは、2020年の中国のクルーズ人口は167万人、日本のクルーズ人口は79万人を超えると予想しています。

そのため、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルでも積極的に次のように中国に配船を計画しています。

船名 配置港 クルーズ方面 備考
オベイション・オブ・ザ・シーズ 天津 韓国、日本、台湾 2016年4月デビュー
クァンタム・オブ・ザシーズ 上海(宝山) 韓国、日本、台湾 通年配船
マリナー・オブ・ザ・シーズ 上海(宝山) 韓国、日本、台湾 夏季配船
ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 香港 4~5泊の台湾、ベトナム、日本、韓国
レジェンド・オブ・ザ・シーズ 厦門
(アモイ)
数本の天津発着クルーズの後、厦門を母港化

オベイション・オブ・ザ・シーズのデビュークルーズと区間設定販売について

この中で要注目船は、オベイション・オブ・ザ・シーズでしょう。

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの最新船で、クァンタム・オブ・ザ・シーズの同型3番船、16万7800トンの巨大クルーズ船です。

2016年4月にサウサンプトンから天津に52泊のデビュークルーズしますが、このクルーズの区間クルーズも次の通り設定されます。

  • サウサンプトン~バルセロナ7泊(5月3日発)
  • バルセロナ~ドバイ16泊(5月10日発)
  • ドバイ~シンガポール14泊(5月26日発)
  • シンガポール発着マレーシア周遊3泊(6月9日発)
  • シンガポール~天津12泊

これらのクルーズは、3月26日に販売開始されました。