クァンタム・オブ・ザ・シーズ

クァンタム・オブ・ザ・シーズとノルウェージャン・ゲッタウェイのサブレストラン、特別レストランについて

クルーズ客船の船内で食事を取る場所、レストランは大きくメインダイニングとバイキングレストラン(ビュッフェレストラン)があるとの説明が多くなされています。

しかし、近年の巨大船、メガシップでは、パブリック・スペースが充実し、これら2つのレストランだけではなく、サブレストラン、スペシャリティーレストランと呼ばれるレストランがあるのは珍しくなってきています。

サブレストランとは、フレンチ、イタリアン、寿司、ステーキなどの専門レストランのことを言います。

昔から、サブレストランの充実度で有名なのが、ノルウェージャンクルーズラインです。

また、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの新鋭船「クァンタムオブ・ザ・シーズ」もサブレストランが多いことで話題になりました。

そこで、ノルウェージャンクルーズラインの最新クルーズ客船「ノルウェージャン・ゲッタウェイ」とクァンタムオブ・ザ・シーズのレストランの比較をしてみたいと思います。

クァンタム・オブ・ザ・シーズ  16万7800トン

クァンタム・オブ・ザ・シーズ
クァンタム・オブ・ザ・シーズ Photo by rainer.n.foto

クァンタム・オブ・ザ・シーズには、実に15ヶ所ものレストラン等があります。

また、メインダイニングも5ヶ所あり、従来のメインダイニングは1ヶ所の常識から離れています。

また、メインダイニングは、普通、インターナショナル料理やコンテンポラリー料理と何でも使えるジャンルの料理が多いのですが、クァンタムでは、各メインダイニングで料理ジャンルが異なっています。

また、セレブなシェフを多数採用しています。

アメリカ最大の食の祭典である「ジェームス・ビアード・アワード」の受賞者であるマイケル・シュルツ氏が、全船の料理を監修しています。

特別レストランの「マイケルズ・ジュニュイン・パブ」は、彼の名前をつけており、素材を活かした素朴な料理と飲物がいただけます。

Michael's Genuine Pub
Michael’s Genuine Pub Photo by Margalit Francus
 
「デビンリー・デカダンス・アット・ソラリウム・ビストロ」は、アメリカのテレビの料理番組で人気のシェフ、デビン・アレクサンダー氏と「ソラリウム・ビストロ」が提携したものです。

 Devenly Decadance Restaurant
Devenly Decadance Restaurant Photo by Margalit Francus

ハンバーガーを含めて、全ての料理が500キロカロリーと抑えておりヘルシーさが特徴です。

「ジェイミーズ・イタリアン」は、イギリスの人気若手シェフのジェイミー・オリバー氏のイタリアンです。

Jamie's Italian
Jamie’s Italian Photo by Margalit Francus 
 

ノルウェージャン・ゲッタウェイ  14万4017トン

ノルウェージャン・ゲッタウェイ Norwegian Getaway
ノルウェージャン・ゲッタウェイ Photo by Val D’Aquila

カテゴリー 追加料金 施設名 料理
メインダイニング なし アメリカン・アイコン・グリル アメリカ伝統料理
シック コンテンポラリー料理
シルク アジア料理
ザ・グランデ ヨーロッパ伝統料理
上級客室専用メインダイニング なし コースタル・キッチン 地中海とカリフォルニアのフュージョン料理
カジュアル・レストラン なし ウィンジャマー・マーケットプレイス ビュッフェ料理
ソレントス ピザ
特別レストラン あり ワンダーランド ポスト・モダン料理
ジェイミーズ・イタリアン イタリア料理
マイケルズ・ジュニュイン・パブ ガストロ・パブ
デビンリー・デカダンス・アット・ソラリウム・ビストロ ヘルシー料理 *朝食は無料
チョップス・グリル ステーキ
ジョニー・ロケッツ ハンバーガー
イズミ 日本食・アジア料理
シェフズ・テーブル 高級ステーキ
カテゴリー 追加料金 施設名 料理
メインダイニング なし ザ・トロピカーナ・ルーム インターナショナル・コンテンポラリー料理
セイバー インターナショナル・コンテンポラリー料理
テイスト インターナショナル・コンテンポラリー料理
上級客室専用メインダイニング なし ザ・ヘブン・レストラン インターナショナル料理
カジュアル・レストラン なし ガーデン・カフェ ビュッフェ料理
フラミンゴ・バー&グリル グリル料理
オ・シーハンズ アメリカ伝統料理
特別レストラン あり イリュージョナリズム 昼食時:インターナショナル料理(ミュージカルショー鑑賞付き)
夕食事:インターナショナル料理(マジックショー鑑賞付き)
キャグニーズ ステーキ
ラ・クチーナ イタリア料理
ル・ビストロ フランス料理
モデルノ ブラジル料理(シュラスコ)
オーシャン・ブルー・バイ・ジェフリー・ザカリアン 魚介料理
シャンハイズ 麺料理
テッパンヤキ 鉄板焼き
ワサビ 寿司

 
ノルウェージャンゲッタウェイには、クァンタム・オブ・ザ・シーズを凌駕する16ものレストラン群を擁しています。
 
ノルウェージャン・ゲッタウェイのメインダイニングの1つ、「ザ・トロピカーナ・ルーム」は、ダンスフロアがあり、生演奏をバックにしてダンスができます。

食事をしながら、ダンスをするとはなんだか奇妙な感じもしますが、外国人には受けているのでしょう。

また、「イリュージョナリズム」は、インターナショナル料理の特別レストランですが、店名でもお分かりのようにマジックショーを見ながら食事ができます。

イルージョナリズム
イルージョナリズム Photo by Ed

それも世界的なレベルのマジックです。

食事とショーを一緒に楽しめる形態はあまり例がなく、今ではノルウェージャンクルーズラインの代名詞ともなっています。