4 海外のクルーズ船

プリンセス・クルーズ日本発着、マリナー・オブ・ザ・シーズ アジアクルーズの船内新聞(Daily Program)の実物拝見

飛鳥Ⅱ船内新聞表紙

一度でもクルーズに参加した方なら船内新聞が重要であることはお分かりでしょう。

船内新聞は、普通、前夜の清掃時に客室担当の方から客室に届けられます。

掲載内容は、翌日のイベントや夜のショーの詳細、レストランやバーなどの営業時間、寄港地情報、天気予報、日の出日の入りの時間、エクスカーション(オプショナルツアー)の集合時間、場所などの案内、その他いろいろです。

つまり、夜の間に翌日何をするのか、こういうことをしたいが可能かどうかなど翌日の計画、行動をするための役に立つ情報が満載なのです。

また、レストランの営業時間、エンターテインメント、アクティビティ、ドレスコードなどの情報は船内で快適に過ごすためには見逃せません。

船内新聞なしには、クルーズ中に効率的でより楽しく行動できないと言ってもいいでしょう。

また、寄港地の船外で盗難、交通事故、出港乗り遅れなどアクシデントが発生した時は、船内新聞を持っていれば、ポートエージェント、つまりその寄港地での世話をする会社の緊急連絡先も記載されていますので援助してくれる可能性があります。

ちなみに私が乗船した飛鳥Ⅱの船内新聞は次のとおりです。

船内新聞表紙 飛鳥Ⅱの船内新聞

 
飛鳥Ⅱの船内新聞飛鳥Ⅱの船内新聞イベント2s

ただ、日本船である飛鳥Ⅱのように船内新聞が全て日本語で記載されていればいいのですが、日本人乗客が少ない外国海域の外国船では英語など外国語しかないようです。
日本人乗客が多くなれば、これらのクルーズ船でも日本語船内新聞も徐々に出てくるとは思いますが、現状は仕方がありません。
 

これが外国船の日本語船内新聞の実物だ!

さて、クルーズ初めての方に外国船の日本語船内新聞の実物を紹介します。
百聞は一見にしかずで、船内新聞のご理解に役立つと思います。

この船内新聞を掲載しているのは、クルーズ専門旅行会社のベストワンクルーズ<のサイトです。 「船内新聞 クルーズ 参考資料」をクリックしてください。 画面が開いたら、PDFファイルの「◯✕新聞を見る」をクリックするとその船の船内新聞の実物を見ることができます。 文字が小さくて読みにくい場合は、最上部にある「- + 自動ズーム」の+をクリックする度に拡大されていきます。 ◯ MSCファンタジアの船内新聞 2014年6月29日~7月5日、ベニス発着クルーズ

6月29日の船内新聞

  • 左側の夜のドレスコードの説明が重要です。各夜のドレスコードが毎日掲載されます。
  • 右下には出港前にある乗客全員参加の避難訓練の告知に注意してください。
  • 同じく右下の日本語の乗船説明会も見落としなく。
  • 2枚目、右下の夕食の予約確認も大事です。

6月30日の船内新聞

  • 右下にエクスカーションの時間と集合場所があります。
  • 「バーリ ポートエージェント」寄港地でお世話する会社のことで、船外でのトラブル対応に重要です。
  • 「操舵室より」下の最終乗船時間に乗り遅れないように、エライ目にあいます。。
  • 「航海情報」下のドレスコード、パーティテーマにも注目。
  • 「操舵室より」下の時差の変更も。

 

◯ プライド・オブ・アメリカの船内新聞 ハワイクルーズ 

  • 乗船説明会資料
  • 下船説明会資料

 

◯ マリナー・オブ・ザ・シーズの船内新聞 アジアクルーズ 
 

◯ プリンセス・クルーズの船内新聞 日本発着クルーズ 
 

日本語船内新聞はもっと見やすいものに!

以上外国船4社の日本語船内新聞を見てきました。
掲載している内容自体は、だいたい必要最小限の情報で共通していると思います。

しかし、見せ方は相当の差があります。
見やすいのは、MSCとプリンセス・クルーズです。デザインもそうですが、字の大きさ、行間等も配慮が行き届いています。

最悪なのはプライド・オブ・アメリカです。文字の大きさも小さく、行間もほとんどなく、これでは見る気が起こりません。

マリナー・オブ・ザ・シーズは、プライド・オブ・アメリカよりはマシな方ですが、これもあまり読者に親切な船内新聞ではないように思います。

私が一番優れていると感じるのは、MSCです。字の大きさが小さい、行間の問題もありますが、重要な情報が見つけやすいと思います。

プリンセス・クルーズの船内新聞も、見やすく作られていて好感が持てます。

最近の豪華客船は、施設の充実、エンターテインメントのゴージャスさを競っていますが、実は船内新聞などの情報提供、ソフトに裏付けがなければ効果的ではありません。
何より、乗客の安全、快適さ、利便性の向上が求められます。

その代表的なツールが船内新聞ですが、ご覧のような状況です。

ロイヤル・カリビアンなどの大会社が、この点にお金をかけられないとは思えません。

学級新聞に勝るとも劣らない船内新聞をやめて、乗客の安全と利便性向上に直結する見やすい日本語船内新聞を提供すべきでしょう。

ハードに比べてソフトが貧弱のクルーズ船では、今後の集客にも影響が出ると思います。