2015年6月13日の朝9時半過ぎ、サウサンプトンで泊まっていたB&B The Mayfair guesthouseから、歩いてクイーン・エリザベスまで行くことにしました。
事前に入手していた資料によると、クイーン・エリザベスのチェックイン時間は、午後3時となっていました。
9時半頃に、B&Bをチェックアウトして、午後3時まで相当時間があるので、ゆっくり歩きながらサウサンプトンの街を見物がてら歩くことにしたのです。
早く着きすぎても、その辺でゆっくり時間を過ごせば良いだろうと思っていました。
距離は、3.5kmくらいですから1時間もあれば着いてしまいます。
ただ、スーツケースの底に付いている一つの車輪のゴムが外れてしまいましたので、ある程度その車輪に荷重がかからないように注意しながら歩きました。
幸い、天候もよく絶好の散歩日和でした。
今回、クイーン・エリザベスのショートクルーズの世話をいただいたクルーズ専門旅行会社ベストワンクルーズから、港情報としてクイーン・エリザベスが停泊しているOcean Terminalの写真マップ情報をもらっていました。
そのOcean Terminal近くに来ると、セキュリティ関係と思われるおじさんから声をかけられました。
クイーン・エリザベスに乗りに来たと伝えると、クイーン・エリザベスは、この向こうのターミナルだよと言われました。
なるほど、Ocean Terminalには「BRITANNIA ブリタニア」と言う大きな船が停泊していました。
ベストワンクルーズが入手していた情報が変更になったようです。
道順を教えてもらい、その方向に歩き出しました。
Ocean Roadという埠頭の先に続く1本道に入り歩いて行くと、右側にブリタニアの大きな船体が見え出しました。
相当に大きな船で、あとで調べてみると14万1000トンもあり、しかも今年3月に就航したピカピカの新造船でした。
歩いているOcean Roadは、クイーン・エリザベスに乗船するためかかなりの渋滞で、歩いている私と同じくらいにしか車が進みません。
やがて、フランスの軍艦が現れだし、すぐその先にクイーン・エリザベスの姿が見えました。
私の少し前を私と同じ姿、つまりジーンズにTシャツ、リュックにスーツケースの外国人男性が歩いていました。
この方が、右に曲がっていたので同じように付いて行くと「QUNARD SECURITY OFFICE」と言う看板がある事務所のようなところに着きました。
クイーン・エリザベスの乗船受付にしては、少々寂しいところだなと思いましたが、前の男性も乗客であると思い込んでいました。
前の男性の受付が終わり、私の番になると係の女性が私の風体を見て、と言っても前の男性と全く同じ姿なのですが、「あなたは乗客か?」と尋ねられました。
「そうです」と答えると、苦笑しながらここはクイーン・エリザベスの乗組員の乗船受付をするところで、乗客受付はここを通り過ぎた少し先のところです。」とのこと。
この乗員受付を少し歩いて行くと、大きな車止めと乗客受付、チェックインできる立派なターミナルがあり、結構な人で賑わっていました。
クイーン・エリザベスとQueen Elizabeth Ⅱ Terminal
時間は、12時少し前でした。
さて、列車等でロンドンからサウサンプトン・セントラル駅に到着した方は、雨が降っていなくて荷物が重くなければ、Ocean TerminalやQE2Terminalまで歩いて行くことも可能です。
1時間以内で着きます。
チェックイン時間間際では、オーシャンロードが一本道で車の渋滞になっている可能性もありますので、タクシーを利用される方は十分な時間を取ってターミナルに向かってください。