大まかに分けて世界には7つの海があると言われています。

北極海、南極海、インド洋、北大西洋、南大西洋、北太平洋、南太平洋です。

クルーズは、どの海域でも可能ですが、世界3大クルーズ海域というものがあります。

これは、カリブ海、地中海そしてアラスカです。

しかし、これを言い出したのはアメリカ人で、アメリカ人にとって便利なクルーズ海域ということです。

これを単純に日本人の3大クルーズ海域というのは無理があるでしょう。

そこで、「日本人に適した海外の航路」ということで、7泊8日のクルーズを基準として、クルーズコーディネーターの喜多川リュウさんんが「豪華客船クルーズバイブル」と言う本の中で次のようにオススメしています。
 
 
◯ 概ね10日以内の日程

日本発着航路

このクルーズが日本人にとって一番手軽なクルーズです。

日本の港から出て日本の港に帰ってくるクルーズです。

主に横浜港、大阪港、神戸港などから発着していますが、博多港などの地方からのクルーズも増えつつあります。

外国発着のように飛行機の利用もありませんので、時間的、経済的にももっとも有利なクルーズです。

あまり知られていないのですが、日本船籍の船は、日本の港だけのクルーズが可能ですが、外国船籍の船は、カポタージュと言う国の規制のため、必ずクルーズ中に外国の港の利用が義務付けられています。

つまり、神戸港を出港して、韓国の釜山港などに行ってこないと神戸港に戻ることはできないのです。

この規制を外すと日本船のマーケットが食い荒らされるということでしょうが、消費者にとっては関係ありません。こんな規制は外して、もっと安くて快適なクルーズができるようにするのが本当でしょう。

この規制は日本だけでなく、シアトル発着のアラスカ航路などにもあるようです。
 
日本発着日本船一覧
日本発着外国船一覧
 

アジア航路

香港や台湾、シンガポールなどから発着するクルーズです。

これらの都市・地域は、日本から飛行機で数時間程度で行けますし、ここを拠点とするベトナムのハロン湾、タイ、マレーシア方面への3日~5日程度のクルーズがあります。

これらのクルーズならば、1週間程度で日本からも利用ができます。

カジュアルクラスはもちろんプレミアムクラスのクルーズ船を利用することも可能です。
 
アジアクルーズ一覧 

アメリカ・メキシコ西海岸、ハワイ航路

アメリカのロサンゼルス、サンディエゴ、ホノルル等から発着するクルーズです。

日本からの直行フライトもあり、5日~9日間の休暇でも何とかなります。

カジュアルクラスからプレミアムクラスまで利用できます。

アメリカ西海岸・メキシコ クルーズ一覧

ハワイクルーズ一覧
 

地中海・ヨーロッパ航路

ある意味、クルーズの王道海域で日本人が憧れる航路でもあります。

エーゲ海、アドリア海、バルト海、黒海など文化的にも自然にも世界遺産が多くあり魅力的なクルーズになります。

ただ、日本からのフライトが10数時間にもなることがネックです。

一般的な7泊8日のクルーズの場合、日本発着で10日間以上の休みが必要です。

クルーズの聖地でもあることから、カジュアルクラスからラグジュアリークラスまで豊富なクルーズ船の中から選ぶことができます。

エーゲ海・アドリア海 クルーズ一覧
地中海クルーズ一覧
 

カリブ海、アメリカ東海岸航路

世界最大のクルーズ客船、オアシス・オブ・ザ・シーズなどが就航している海域です。

海域が広く、終日航海の日が多いので、クルーズの醍醐味を味わえることができます。

発着が、アメリカ南部のマイアミやフォートローダーデールなどなので7泊8日のクルーズの場合、ぎりぎり10日以内の日程でも可能です。

3泊~5泊のショートクルーズもあるので、ディズニーワールドと組み合わせるとファミリーには好評となります。

地中海と同様に、クルーズが最も盛んな海域でもあり、カジュアルクラスからラグジュアリークラスまで多くのクルーズがあります。

カリブ海・バハマ クルーズ一覧
 

アラスカ航路

氷河が売りののクルーズ海域です。氷河だけでなく、クジラやシャチなどのウォッチングも魅力です。

アメリカ西海岸のシアトル、バンクーバーそしてアラスカのアンカレジなどから発着します。

日本からの直行便も多く、場合によっては到着当日にクルーズ乗船も可能です。

日本発着で9~10日間をみておくとよいでしょう。

カジュアルクラスからラグジュアリークラスまで多くのクルーズ船が就航しています。
 
アラスカクルーズ一覧 
 
◯ 概ね11日以上の日程

オセアニア航路

アラスカ航路と同様、大自然がテーマのクルーズです。

しかし、こちらは氷河ではなくてフィヨルド。北欧が本場のフィヨルドですが、オセアニアのフィヨルドもなかなかです。

オーストラリアのシドニー、ニュージーランドのオークランドが発着地です。

日本との時差が少ないので健康面にも優しいクルーズです。

オセアニア(豪州・NZ) クルーズ一覧 
 

南米・中南米航路

あまり、日本人には馴染みが薄いクルーズ海域です。

クルーズ日程も12泊13日以上が一般的であり、しかも日本からの直行便も少なく、こちらの方で時間を取られるため、日本発着で2週間以上は覚悟してください。

ただし、14泊15日クルーズが標準的なので日本発着も2週間以上の日程が必要になります。

南米(ブラジル) クルーズ一覧
 
 

世界一周航路と区間航路

豪華客船の代名詞が世界一周クルーズでしょう。

クイーン・エリザベスの日本寄港がこの世界一周クルーズの途中でした。

今では、日本船の飛鳥Ⅱが毎年、にっぽん丸やぱしふぃっくびいなすも毎年ではありませんが、世界一周クルーズを実施しています。

実際には、100日間以上の期間とそれなりの費用がかかるため、お金と暇がある富裕層にしか関係がないと思われています。

しかし、ヒマもお金もない方のために「区間航路」があります。

これは、世界一周クルーズの中でいくつかの区間を区切って販売されるもので、例えば横浜~香港などに乗船することができます。

世界一周クルーズでも、全室がフルに稼働するわけではないのでこうしたことが行われています。

世界1周クルーズ一覧