基礎知識

なぜ、外国クルーズ客船は日本周遊クルーズで韓国、台湾などの外国に立ち寄るのか?

今年はだんだんと景気が回復してきて、値段はそこそこのプチ贅沢な旅が大人気となるようです。

で、2014年はあのリッチな旅に行けるチャンスがどんどん増えそうです。

クルーズ専門旅行会社のクルーズ・プラネットでは、お手頃クルーズが大人気になっており売り上げも年間で31億円にもなっています。

京王プラザホテルなどで、クルーズ旅行の説明会などをしており若いカップル、家族から年配の方まで沢山の方々が参加しています。

孫をクルーズに連れて行くのが楽しみのおじいちゃん、おばあちゃんや子ども用のプログラムに期待する夫婦、大人の雰囲気を味わいたい熟年女性達などとても評判となっています。

それほど人気なのは理由があります。

例えば、先着300名限定ですが、コスタビクトリア号のゴールデンウィークチャータークルーズが韓国(釜山)・長崎(佐世保)クルーズ6日間で5万9800円となっており、1日1万円かかりません。そのうえ、食事やショーなどが全てついています。

豪華客船のクルーズといえば、世界一周100万円以上とかですが、何故かこれがかなりのお手頃価格となってきています。

さらに、ボイジャー・オブ・ザ・シーズの横浜発6日間クルーズでは、6万9800円~や、ホーランドアメリカライン フォーレンダムの神戸発7日間クルーズは7万9800円~あり、どれもこれも安くなっています。

安くても、船は立派な豪華客船で、ものまねショーなどのショーはあるは、ダンスパーティはあるは、カジノはあるは、食事は豪華コースから食べ放題まであり、しかもこれらが全部料金に込み込みですから驚きです。

では、どうしてそんなに料金が安いのでしょうか。

基本的に外国船自体の料金は安く、日本船は高いということがあります。

お手頃クルーズの鍵は、外国船にあります。日本船は、乗客定員が約500人位に比べて、外国船では収容人数が約1500人クラスの巨大客船が多く、たくさん乗せられる分値段が安くできます。

でも、これまでこの外国の客船がこれまで使えなかったのです。何故かといえば、外国船は日本だけを周ることができまない法律があります。

つまり、外国の客船は、日本国内だけを周遊するクルーズは駄目なのです。

そこで、日本に近い韓国や台湾に一度船を出して国内に戻すという方法でクルーズを組んでいます。そこで、日本に近い海外へ立ち寄る新航路を開拓しているのです。

例えば、神戸から沖縄を経由して台湾に行くクルーズや横浜港を出港して北海道を経由してロシアのサハリンに行くツアーなどがあります。

クルーズプラネット社では、いろいろ試行錯誤した結果、横浜、大阪、釜山、佐世保を周るクルーズを企画しました。

韓国では、いろいろの都市をめぐるのではなく、釜山だけにしており、釜山発着の韓国の乗客も一緒に便乗させるという計画です。

日本と韓国をグルグル周って、乗客でいっぱいにしようという作戦です。