カリブ海

ディズニー・クルーズのディズニー・ドリーム号でカリブ海を周遊

ミッキーマウスやディズニーのキャラクターで楽しそうに子どもたちが遊べるクルーズ客船があります。

それがディズニー・クルーズが所有する客船「ディズニー・ドリーム」です。

テレビで放送された「世界の船旅」を参考にしてカリブ海クルーズの模様をお伝えします。

エンターテイメント満載の海に浮かぶディズニーランドのようです。日常を離れた魔法の世界が広がります。

ディズニー・クルーズだけが上陸できるプライベートな島でのアドベンチャーも楽しめます。さらには、ディズニーファンならずとも誰もが楽しめるイベントもたっぷりあり、豪華なショーなども盛り沢山。

アメリカのフロリダ州、オーランドはオレンジなどのフルーツの積出港として発展した街ですが、有数の観光都市として知られています。

この街は別名ディズニーの聖地と言われていますが、それは世界最大クラスのテーマパーク、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートがあるからです。ここでは、夢と魔法の世界で誰もが子どもに帰り、日常を忘れることができます。

内陸のオーランドからバスで1時間ほど走ると、港街のポート・カナベラルに着きます。アメリカの宇宙開発でロケットを発射していた場所としても有名ですが、ディズニー・ドリームが出港する港でもあります。

もともと創業者であるウォルト・ディズニー氏は、海が大好きだっとこともあり、ディズニー・クルーズが登場し、2011年に就航したディズニー・ドリームは新鋭船です。

全長340m、全幅38m、総トン数130,000トン、乗客定員4,000人、クルー1,450人、巡航速度22ノットの巨大船です。

水色で巨大なステンドクラス風のシャンデリアがあるアトリウムをふくめて、船内のアチラコチラにディズニーのキャラクターが散りばめられています。

出港時には、デッキではセイル・アウェイ・パーティが行われます。ミッキーマウスやドナルドなどのディズニーキャラクターのショーがあり乗客たちはいやがうえにも盛り上がります。

今回のクルーズは、フロリダのボート・カナベラル港からバハマの首都ナッソー、キャスタウェイ・ケイを周ってポートカナベラルに帰ってくる4泊5日のショートクルーズです。

最上階デッキには、ミッキーの顔の形が底に描かれているミッキー・プールがあります。また、子どもたちに一番人気があるのが「アクアダック・ウォーター・コースターです。

全長243mの透明なチューブの中を流れる水と一緒に滑るものですが、チューブが海上に張り出しているところこもありスリル満点です。

家族連れが多いディズニー・ドリームでは、客室の多くがファミリータイプです。

「デラックス・オーシャンビュー ステートルーム ベランダ付き」は、4泊5日のクルーズで1人680米ドル~となります。

当然客室内にもディズニーのキャラクターのデザインが多く隠されています。ディズニーならではの趣向です。

また、ほとんどの客室では、浴室とトイレが別室となっており、家族みんなが気を使わずに快適に過ごせますし、色々便利な使い方ができます。例えばお母さんが化粧する間に、別室でお父さんが子どもの面倒を見ることなどができます。

このようなキャビンの構造は、客船としては珍しいスタイルです。

コンシェルジェフロアーにある「ウォルト・ディズニー・スイートルーム」は、豪華で広い室内はリッチなクルーズをすることができます。同じく4泊5日のクルーズで料金は、1人3,500米ドル~になります。
開放感があるベランダにはジェットバスが備え付けられています。

また、コンシェルジェフロアーの乗客だけが利用できる「コンシェルジェ・プライベート・サンデッキ」があり、静かな空間も用意されています。

小さな子供がいるファミリーには、託児所の「イッツ・ア・スモール・ワールド・ナーサリー」やプレイルームの「オセアニア・クラブ」等がある専用エリアがあります。ここでは、妖精のティンカー・ベルが遊んでくれます。

10代の若者向けエリア、バイブもあり、卓球や音楽なども楽しむことができます。

大人には、センス・スパ&サロン、本格的なジムもあり、大人専用プールまであります。ディズニー・ドリームには、全ての世代に合う空間が用意されています。

夜になると、「ピンク」、「スカイライン・ラウンジ」などのバースポットがあり、とりわけ「スカイライン・ラウンジ」では、カクテルを飲みながら世界の夜景を楽しむことができます。

乗客が4000人も載っていますので、168名の調理人によって1日に2万食を用意しています。難しいのは食事を提供するタイミングで、正確にテーブルに提供しています。

「アニメーターズ・パレット」では、食事をしながら壁面に上映されるファインディング・ニモの人気キャラクターであるクラッシュが話しかけてきます。食事中でも乗客が飽きる暇はありません。

バハマ諸島は277の島からなっており、1492年にコロンブスにより発見されました。首都のナッソーは、年中穏やかな気候のため、世界的な観光地となっています。

ナッソーの街並みは、パステルカラーに彩られていますが、これはイギリスの植民地時代にパステルカラーであったからです。

観光地は、シャーロット砦がありますが、ここはカリブの海賊対策用でした。植民地時代の奴隷によって作られた女王の階段などが見どころです。

ジャンカヌー博物館では、バハマに伝わる国民的なお祭りのジャンカヌーを楽しむことができます。

クルーズ中、船内ではたくさんのイベントが行われます。赤ちゃんのハイハイレースもその一つですが、ディズニーならではのイベントが、漫画のお絵かき教室です。格子のアドバイスを受けながら、クマののプーさんを書きます。

また、クルーズ抽選内では、いたるところでディズニーキャラクターと一緒に写真に映ることができます。取られた写真を管理しているのが「シャッターズ」です。乗客ごとにフォルダーが作られており、たくさんの写真の中からお気に入りのものだけが選べます。

その後、出来上がった写真は専用のアルバムに入れられます。大切な思い出の写真をクルーズ中に手に入れることができます。

ディズニー・ドリームのディナーは、個性豊かな3つのレストランを日替わりでめぐります。「エンチャンテッド・レストラン」は、ベルサイユ宮殿を模したレストランです。

「ロイヤル・パレス」は、初期のディズニーの映画をテーマとしているレストランです。壁にはプリンセスたちの絵がかかっています。

ある日のおすすめメニューは、「ハーブでマリネしたエスカルゴ、刻んだマッシュルーム・ガーリックバター・ブレッドスティック添え」、「カリフラワーのクリームスープ クルトンといくら添え」、「ビーフテンダーロインステーキ さやえんどう・マッシュルームポテト・コニャックソース添え」などの絶品コースでした。

この他にも、「パロ」など、大人専用の有料レストランもあります。エレガントなレストランで語らいながら食べると楽しさも盛り上がります。

食後に、ディズニーの世界を堪能しようと思えば、「ウォルト・ディズニー・シアター」です。連日様々なショーが上演されています。「ビリーブ」などが好評です。

クルーズ最後の寄港地、キャスタウェイ・ケイは、バハマ諸島の一つにあります。ここは、ウォルト・ディズニー・カンパニーが所有しているプライベートアイランドです。ディズニー・クルーズの乗客だけが上陸できる特別な島です。椰子の木と白いビーチの島で夢の様な島です。

また、キャスタウェイ・ケイは、伝説の島でもあります。その昔、巨大なくじらを探していた探検隊が嵐に会い、遭難した末に偶然発見した島なのです。砂浜には巨大な骨があったりします。

また、海の底を探すと海に沈むミッキー像を発見できます。

クルーズの最後の方では、最大のイベント「パイレーツ・イン・カリビアン」が行われます。ディズニーのキャラクターが海賊に扮し踊りまくります。ショーが盛り上がった時に煙突にジャック・スパロウが登場します。ショーの最後は、花火が夜空を染めます。

クルーズの最終日には、船は夜明け前にケープ・カナベラル港に戻ってきます。ディズニークルーズは、子どもが楽しむだけでなく、実は大人も負けないくらい楽しめる夢と魔法のクルーズです。