前回のクルーズ・船旅入門では、ラグジュアリークラスのクイーン・エリザベスを紹介しました。
今回はカジュアルクラスを紹介しましょう。
世界の海には、大きく分けて3つの人気クルーズエリアがあります。
アラスカ近辺、カリブ海そして地中海です。
その一つの地中海では、水の都として知られているベネチア、ベニスやアクロポリスで有名なアテネ、赤い屋根で美しいクロアチアのドブロブニク、入江に教会が浮かぶモンテネグロのコトル、絶景と白壁のギリシャのサントリーニ島など地中海沿岸には数多くの世界遺産があります。
地中海のクルーズで人気の客船がイタリア船籍のコスタ・クルーズのコスタ・ルミノーザなのです。
その概要は、総トン数92,600トン、全長294m、全幅32.3m、乗客定員2,826名、乗組員数921名、客室数1,130室と巨大なクルーズ客船と言えましょう。
この船をはじめとして地中海をメインに世界中でクルーズを運営するイタリアンスタイルのクルーズ会社がコスタ・クルーズ。
そのコスタ・クルーズに所属するコスタ・ルミノーザは、カジュアルクラスの客船です。
カジュアルクラスといえども、コスタ・ルミノーザでは、乗客の期待を裏切らないように豪華客船の雰囲気を保ちながらクルーズ料金が安く、気軽に船旅を楽しむことができます。
特にクルーズビギナーにはオススメの客船です。
カジュアル船と言っても、グランドスイートなどのキャビンは豪華で、様々なタイプを選ぶことができます。
サムサラススパでは、ゆったりとしてエステ楽しんでください。
また、右舷側には、パッティンググリーンがありミニゴルフを家族で楽しめたり、ローラースケーティングトラックではローラースケートができたりと施設も充実しています。
コスタ・ルミノーザのようなカジュアルクラスのメインターゲットは、ファミリー層で子供料金が安く設定されています。
さらに、子ども向けイベントや託児所なども充実しており、夫婦水入らずのクルーズにはうってつけです。
子供だけではなく、デッキでは乗客参加型のイベント、デッキゲームなどもあり乗客感の交流も盛んで、知らない人同士がすぐに仲良くなるでしょう。
クルーズの大きな楽しみの一つが夕食、ディナーです。
基本的には、船内の食事はクルーズ料金に含まれています。そう考えるとクルーズは、他の旅行と比較しても案外お得なのかもしれません。
ディナーには、「レンコダイのグリル」など、レストランに負けない料理が提供されます。また、食事の後には、ウェイターの個性あふれるダンスなどもあり楽しさ満点です。
また、カジュアルクラスの客船には、コスタ・ルミノーザ以外にも、個性的な装飾を施しているノルウェージャンクルーズラインのノルウェージャン・ジェム、世界最大のクルーズ会社であるカーニバル・クルーズ・ラインのカーニバル・フリーダム、MSCクルーズのMSCプレチオーザなどがあり、中には食事付きで1泊100ドル、約12,000円からという低下価格で利用できる客船もあります。