クルーズコンサルタント・クルーズマスター

クルーズアドバイザー制度 クルーズコンサルタント・マスターについて

クルーズコンサルタント

クルーズアドバイザー認定委員会が、今回、4人を新しく「クルーズマスター」に認定したとのニュースが流れています。

参考までに今回のクルーズ・マスター資格取得者は、次の方々です。
クルーズコンサルタント

・生田隆雄(郵船トラベルクルーズ部クルーズセンター横浜所長)
・中川恵子(郵船トラベルクルーズ部クルーズセンター名古屋所長)
・畑中めぐみ(JTB西日本京都四条支店海外旅行課店頭販売担当課長)
・宮嶋久国(郵船トラべルクルーズ部副部長)

クルーズに行きたい時に、全く初めてのことであれば詳しい方に相談にのってもらいたいことがあるとおもいます。

特に、近年、国内でもクルーズ熱が高まってきており、このような需要はますます多くなってくるものと思われます。

そんな方たちのために「クルーズアドバイザー制度」があります。

クルーズに詳しいクルーズ・コンサルタントやクルーズ・マスターの資格を持った方々が旅行会社等にいらっしゃいますので、相談や問合せをしてはいかがでしょうか。

以下に、クルーズアドバイザー制度の概要をお伝えしますが、参考程度としてご覧ください。

クルーズアドバイザー認定制度

クルーズアドバイザー認定制度とは、クルーズ・コンサルタント(C.C)及びクルーズ・マスター(C.M)の2段階で構成されています。

クルーズ旅行に関するスペシャリストとして、主として旅行業界で活躍するためのステップアップ式の資格認定制度です。

ます、クルーズ・コンサルタントの資格を得て、それから3年経つとクルーズ・マスターに進むことができます。

基本的に、この制度は旅行会社に勤務している方々を対象としていて、セミナーを通じてクルーズに関する専門的知識を取得した後に実施される試験に合格しなければなりません。

認定するのは、一般社団法人日本外光客船協会のクルーズアドバイザー認定委員会(委員長・山口直彦商船三井客船取締役)です。
 

クルーズ・コンサルタント (C.C)

  • クルーズについての専門的な知識を持っている方です。
  • 受講資格は原則として、総合旅行業務旅程管理主任者(旧 一般旅行業務旅程管理主任者)の資格を取得している方。
    総合旅行業務取扱管理者の資格を取得している方で、現に旅行業務に従事しているか、3年以上従事した経験のある方。
    現に旅行会社のカウンター業務に1年以上銃している方。
  • 研修:〈座学研修 + 修了試験〉(1日) + 体験乗船研修(日本船1泊2日以上のもの)
  • 修了試験合格後、原則として1年以内の体験乗船研修終了後にクルーズコンサルタントして認定されます。
  • 認定証の有効期限は5年間で、5年ごとにブラッシュ・アップ・クルーズ・セミナーを受講することで更新することができます。

ちなみに、平成26年度のクルーズセミナー(C.Cコース)の受講者数、合格者数の状況は次のとおりです。

合格率が50%以下です。

  • 東京会場       741名中340名(合格率45.9%)、
  • 神戸(含む大阪)会場 381名中171名(合格率44.9%)
  • 名古屋会場      120名中70名(合格率58.3%)、
  • 福岡会場       186名中88名(合格率47.3%)
  • 合計        1,428名中669名(合格率46.8%)

クルーズコンサルタントは、クルーズマスターと異なり相当数がいますので、クルーズツアーを取り扱っている旅行会社の本店、支店のカウンターには配置されていると思いますので、クルーズコンサルタントをお願いしますと言ってみてはどうでしょうか。
 

クルーズ・マスター (C.M)

  • クルーズについての高度な専門知識・経験を持っている方です。
  • 受講資格は次のとおりです。
  • 総合旅行業務取扱管理者の資格を有している方
  • クルーズ・コンサルタントの資格認定を受けられた後、3年を経過し、現にクルーズ旅行業務に従事している方
  • 満35歳に到達していること
  • 職務歴として、講習実施日時点において7年以上の旅行業務従事歴があり、かつ、5年以上のクルーズ旅行業務に関する実務[①プランニング②販売③販売促進④手配、および⑤その他(チャータービジネス等)]経験を3項目以上有すること
  • クルーズの普及啓蒙、情報収集等の活動に係る社内・外におけるクルーズ販売・振興セミナーへの参加経験(講師・委員の経験回数を含む)および邦船・外船の船内見学会、商品説明会等への参加経験を有すること
  • 講習実施日までに日本船および外国船の内・外航クルーズにより、異なる海域(エリア)において、かつ、異なるタイプ[(スタンダード・プレミアム・ラグジュアリー(ブティック含む))の客船により、それぞれ複数回上の乗船経験(添乗含む)を有すること
  • 委員会で受講資格の可否を判定し、可とされた方には論文を提出してもらいます。
  • クルーズマスター
    • 研修:〈座学研修 + 修了試験〉(2日)+ 小論文(事前提出)
    • 座学研修後の修了試験に合格するとクルーズ・マスターとして認定されます。
    • 認定証の有効期限はありません。
    • 申請により日本旅行業協会が実施する「トラベル・カウンセラー制度」の「テーマ・スペシャリスト(クルーズ・スペシャリスト)」の資格も取得できます。

    クルーズ・コンサルタントと異なり、クルーズマスターの資格はさすがにかなり難しいようです。

    今回の第8回目までのクルーズマスター認定者の累計は、合計56名です。

    クルーズマスターのいる旅行会社としては、私がネットで調べた範囲では次のとおりですので参考にしてください。。

    JTBクルーズ銀座本店   富樫氏、横山氏、
    近畿日本ツーリスト     清水氏、村上氏
    PTS           祖師氏
    クルーズゆたか倶楽部  松浦氏、
    西鉄旅行クルーズデスク 高木氏
    クルーズライフ     伊藤氏
    中央ツーリストイオン  内間氏
    沖縄ツーリスト     鎌田氏
    阪急交通社       小原氏

    なお、クルーズアドバイザーの資格取得を希望する方は、参考書として旅行業界人必携の書 クルーズ一問一答―目指せ!クルーズアドバイザーがあります。