もう、3年ほど前になるのですが、イギリス・アイルランド旅行をした際に、イギリスとアイルランド間をフェリーで往復しました。
アイルランドに行った理由は、もう40年ほど前にヨーローッパを半年ほど旅行した際に、出会った人達からなぜアイルランドに行かないのか、アイルランドは旅行にいい場所だよと散々聞いていたからです。
そのことがずっと心に残っていて、やっと出かけたということでした。
イギリスノロンドンからアイルランドに行くには、ロンドンとダブリン間を飛行機で行く方法と、イギリスのホーリーヘッドからフェリーでダブリンに行く方法があります。
この時は、比較的時間があったのでフェリーで行くことにしました。
イギリスとアイルランド間には次のとおり多くのフェリーがあります。
航路 | 運行頻度 | 運行時間 | フェリー会社 |
---|---|---|---|
Holyhead – Dublin | 1日に最多で6便 | 1時間49分~ | Irish Ferries |
Holyhead – Dublin | 1日に最多で4便 | 3時間15分 | Stena Line Ferries |
Pembroke – Rosslare | 1日に最多で2便 | 4時間1分 | Irish Ferries |
Cairnryan – Larne | 1日に最多で7便 | 2 時間 | P&O Irish Sea Ferries |
Liverpool – Dublin | 1日に最多で3便 | 7時間30分~ | P&O Irish Sea Ferries |
Liverpool – Belfast | 1日に最多で2便 | 8時間 | Stena Line Ferries |
Troon – Larne | 1日に最多で2便 | 2時間15分 | P&O Irish Sea Ferries |
Isle of Man – Belfast | 週に最多で3便 | 19時間15分~ | Isle of Man Steam |
Isle of Man – Dublin | 週に最多で3便 | 19時間15分~ | Isle of Man Steam |
Isle of Man – Larne | 週に最多で3便 | 2時間45分 | Isle of Man Steam |
Fishguard – Rosslare | 1日に最多で2便 | 3時間30分~ | Stena Line Ferries |
ロンドンからアイルランドにフェリーで行く場合には、現実的にはホリーヘッドとダブリン間のフェリーだと思います。
ホリーヘッドとダブリン間のフェリーは、Irish FerriesとStena Line Ferriesの2社が就航しています。
私は、Irish Ferriesにしましたが、どちらの会社でも出港時間のタイミングなどから選べば良いと思います。
ロンドン・ユーストン駅からホーリーヘッド、アイリッシュフェリーでダブリンへ
ロンドンからは、列車でホリーヘッドまで行き、そこでフェリーに乗ることになります。
列車の切符とフェリーの切符を別々に買うこともできますが、Irish Ferriesでは、列車とフェリーが同時にチケットが買える「RailSail」というものがありますのでこれが便利です。
Irish Ferriesの公式サイトでも、予約購入することができるようですが、私はLondon Eustonの駅で購入しました。
Euston駅のVirginTrainのチケット売り場に行きましたが、結構の列で人が並んでおり20分ほど待ちました。
行きは翌日の便でしたが、帰りの日にちを決めていなかったので、ユーストンからホリーヘッドでフェリーに乗り換えてダブリンまでのRailSailのチケットを7,300円で購入しました。
翌日、London Euston駅に行き、9:10発のVirginTrainのホーリーヘッド行き特急に乗車しました。
この特急は、飛行機会社でも有名なVirgin Atlantic社のもので、デザインが秀逸な特急です。
ホーリーヘッドからは、14:10発のIrish FerriesのUlsysses号に乗船しました。
アイリッシュフェリー ユリシーズ号 Photo by Robbie Kennedy
Irish Ferriesは、この航路には50,000トンのUlsyssesと高速船のDublinSwift、Epsilonの3隻があります。
Ulsyssesは、5万トンと大きな船ですが、私が乗った時は乗客も多く、イスやテーブルの空きがないほどでした。
3時間ほどの航海ですので、あまり困りはしませんでしたが、イスやテーブルを確保したい方は、まず、それらを確保してから出港風景などをデッキから見たほうが良いと思います。
そう時化もせず、順調にダブリン港に近づきました。
ダブリン港に近づくと、まずダブリン市が高層ビルもなく平坦な都市であることと港が近づくに連れて、高い2本の塔が見えてきます。
これは、港にある発電所の煙突でダブリン港のシンボルのように思えます。
フェリーターミナルに到着後、どうやってダブリン市中心部に行くかですが、バスが待っていました。
あまり、覚えていないのですが、英ポンドからユーロに両替もせずに乗りましたから、多分無料だったのではないかと思います。
バスは、BUSRASという中央バスターミナルに着きます。そこから、私は市内交通に不案内でしたのでタクシーを使ってホテルに行きました。
ダブリンからホーリーヘッドへ
アイルランドでは、ダブリン、ゴールウェイ、コークと周遊してきました。
いよいよダブリンからホーリーヘッドへフェリーで戻ることになりました。
帰りのフェリーは予約していなかったので、前々日くらいからフェリーのチケットとホーリーヘッドからロンドンまでの列車のチケットを往きと同様にRailSailで取ろうと思いました。
そこで、VirginTrainのように駅で取るわけには行かないので、Irish Ferriesのダブリン市内の店で、取ろうと思いサイトを見てみましたが、どうもそのようなオフィスが見当たりません。
そこで、サイトの中の電話に問い合わせしました。
ダブリン・スイフト Photo by William Murphy
すると、電話で受け付けてくれて、E-チケットのようなものをE-mailで送ってくれました。
帰りのフェリーを予約していないと、英語で電話しなければならない羽目になりますので、できるだけ往復でフェリーと列車は予約しておいたほうが良いと思います。
当日、ダブリン港のIrish Ferriesのターミナルまでタクシーで行きました。
ターミナルでは、無事フェリーにチェックインできました。
今回のフェリーは、高速船のDublinSwiftでした。Ulyssesよりはだいぶ小さな船ですが、その分高速なのではやくホーリーヘッドにつくことができました。
ホーリヘッドからは、VirginTrainで、無事ロンドンユーストン駅に到着しました。