2015年2月16日の「Web Cruise」ニュースによると、日本クルーズ客船が「ぱしふぃっくびいなす」による神戸~横浜ワンナイトクルーズと奈良・吉野山の桜観覧などを盛りこんだツアーを発売しました。
同ツアーの概要は次のとおりです。
◯ 吉野千本桜と神戸~横浜ワンナイトクルーズ3日間
- 日程 2015年4月14日(火)~16日(木)2泊3日
- コースは次のとおりです。
- 東京駅(新幹線グリーン車) 京都駅 橿原神宮前駅 奈良名産の昼食 吉野で千本桜観賞 奈良ホテルまたはホテル日航奈良泊 異人館街 中華王宮料理の昼食 神戸港(船中泊) 東京港
- 旅行代金 105,000円(ステートJ)~146,000円(スイート)
- 1万円をプラスすると奈良の宿泊を「奈良ホテル」にランクアップされます。
- 東京駅から神戸港までは添乗員が付き添います。
「ぱしふぃっくびいなす」によるワンナイトクルーズは、通常のワンナイトクルーズでは夕方に出港しますが、それよりも早い午後2時出港で、翌朝も午前11時下船となり、それだけ船内でゆっくりクルーズを楽しむことができます。
なお、新幹線や奈良の宿泊、神戸の観光・食事等はついていませんが、神戸から横浜までのクルージングツアーは次のとおりです。
吉野千本桜について
日本有数の桜の名所、奈良の吉野山には古くから桜の木が多く、シロヤマザクラを中心に約200種、3万本の桜の木があります。
吉野山の桜は、昔から蔵王権現のご神木として愛でられていたもので、信者による寄進献木によって増え続けてきたものです。
また、豊臣秀吉が花見に来たことでも有名です。
美しい山桜が、吉野の山肌全体を埋め尽くすのは、きれいで壮観です。
吉野のシロヤマザクラは、いわゆる下、中、上、奥の4つの場所に集中しており、「ひと目で千本見える豪華さ」ということで、「一目千本」の言葉があります。
この4つの地域別による桜の木は、「下千本」、「中千本」、「上千本」そして「奥千本」と称され、例年4月初めから月末まで、下、中、上、奥へと麓から山の頂上へ次々に桜の花が開いていきます。
- 下千本 近鉄吉野駅から頂上へ登る七曲坂周辺
- 中千本 五郎兵衛茶屋から如意輪寺の周辺
- 上千本 火の見櫓から花矢倉の坂周辺
- 奥千本 吉野水分神社から金峯神社、苔清水、西行庵付近
このことから、吉野の桜は通常よりも長く花見が楽しめることが特徴です。
また、夜間には桜の花がライトアップされ、昼間の雰囲気とは異なる桜を堪能できます。
ぱしふぃっくびいなす Pacific Venus について
ぱしふぃっくびいなす Photo by Vincent Van den Storme
総トン数 | 26,594トン | 就航年 | 1998年 | 全長 | 183m | 全幅 | 25m |
航海速力 | 18ノット | 乗客定員 | 532人 | 乗組員数 | 180人 | 船籍 | 日本 |
「飛鳥Ⅱ」、「にっぽん丸」そして「ぱしふぃっくびいなす」と日本籍のクルーズ客船は、3隻ありますが、ぱしふぃっくびいなすが一番新しい船です。
クルーズ料金を他の日本船に比べても安くしており、乗客の開拓に積極的です。
そのため、ファミリーや若い人たちにも乗りやすい船となっています。
キャッチフレーズも「ふれんどしっぷ」としていることからも分かります。
スイート客室専用のレストラン、ジャグジー、プール、設備の整ったジムなど線な施設もかなり魅力的です。