2017年春に運行開始が予定されているのがJR東日本の豪華列車「クルーズトレイン」です。
この列車は、エンツォ・フェラーリやE7系新幹線をプロデュースした奥山清行氏により企画されており、先頭車には展望車、客室も17室あります。
こんなクルーズトレインの先駆けとなったのが、総工費30億円の2013年10月15日に運行が開始された夢の豪華列車「ななつ星in九州」です。
この豪華列車の最高級の部屋「デラックス・スイートA」の3泊4日の料金と日本が誇る豪華客船飛鳥Ⅱの最高級の部屋「ロイヤルスイート」3泊4日の料金、どちらが高いのかという問題です。
両方とも、1部屋を2人で利用した場合とします。
ななつ星と飛鳥Ⅱの概要
◯ ななつ星in九州について
- 九州各地を周る豪華列車。
- 車内の内装や調度品はこだわりがあり、テーブル・イスは全て特注の1点物。
- 1号車はビアノの生演奏が堪能できるラウンジカー
- 2号車は九州各地の素材を用いた料理が味わえるダイニングカー
- 3号~7号車は客室ごとに異なる木材が使われている寝台車
Photo by Eiichi Kimura
◯ 飛鳥Ⅱについて
- 飛鳥Ⅱは、洋上のオアシスと言われる国内最大の豪華客船
- 船内には、海を望める展望台浴場グランドスパ
- シーホースプール、ライブラリ、ウィンブルドンコート、フィットネスセンター、ハリウッドシアターと豪華施設が満載。
- 夜には、ギャラクシーラウンジでオリジナルのショー、コンサート
- 食事は、旬の料理が楽しめることでも人気があります。
Photo by Kabacchi
ななつ星と飛鳥Ⅱの客室
◯ ななつ星in九州の客室について
- ななつ星には全14室の客室があります。
- スイートルームの3泊4日の料金は、1室2人利用で930,000円です。
- ななつ星in九州の最高級のデラックス・スイートA広さ 21㎡は、1室しかなく、3泊4日の料金は1室2人利用で1,400,000円です。
ななつ星in九州401 Photo by Eiichi Kimura
◯ 飛鳥Ⅱの客室について
- 飛鳥Ⅱには、全436室あります。
- スイートルームの3泊4日の料金は、1室2人利用で678,000円です。
- 飛鳥Ⅱのロイヤルスイート 広さ 88.2㎡は4部屋あり、3泊4日の料金は1室2人利用で1,542,000円です。
結論
3泊4日、1室2人利用の場合、次の通り飛鳥Ⅱのほうが高くなります。
ななつ星in九州 デラックススイート 21㎡ 1,400,000円
飛鳥Ⅱ ロイヤルスイート 88.2㎡ 1,542,000円
ななつ星の方は、超人気でほとんど予約が取れない状態で、お金を出しても泊まれないという希少価値があります。
一方、飛鳥Ⅱの方は、わずか142,000円くらいしか高くなく、部屋の広さ、レストラン、エンターテインメント、娯楽施設の充実はななつ星より優れていると思います。
どちらを取るかはその人のものの考え方、価値観にもよるとおもいます。
もっとも、私はどちらも手が出せませんが。