2014年3月19日午前8時頃、イギリスの豪華客船クイーン・エリザベスが初めて神戸港に入港しました。
今年1月にイギリスのサウサンプトンを出港し、ニューヨーク、サンフランシスコ、ハワイ、シドニー、上海、ドバイそしてスエズ運河を抜けて地中海からサウサンプトンに帰港するという4ヶ月をかけて24カ国もの世界各国を巡るワールドクルーズの途中です。
神戸港の桟橋には、全長294m、高さが56m、乗客が2068人もあるその巨大で優雅な姿をひと目見ようとしておよそ4,000人もの大勢の見物客で賑わいました。
その大きさは、今月7日に大阪にオープンしたあべのハルカスとちょうどお同じ大きさくらいです。
また、海面からの高さが56.6mもあり、横浜に入港する際にはベイブリッジをそのままではくぐれないため干潮で推移が低くなった時に通過しました。
日本では、先週土曜日から7日間をかけて、鹿児島、横浜、神戸、長崎とめぐります。
着岸した日には、73倍という高倍率を勝ち取った人に向けて船内見学会も行われました。
船内に入ってまず目にするのは、高級ホテルと見まがうかのような3つのフロアー吹き抜けの豪華なグランド・ロビーです。
さらに、800人以上も収容可能なロイヤル・コート・シアターがあり、ボックス席には実際にエリザベス女王が座ったそうです。ここではオペラやダンスショーなどが楽しめます。
また、昼間はティーラウンジとしてくつろげる大広間が、一変し夜には華やかな装いの乗客たちが生演奏でダンスを楽しむことができるクイーンズ・ルームがあります。
船内には3つのレストランがあり、味だけでなく盛り付けも鮮やかなフランス料理、中南米料理、アジア料理などの世界の料理を堪能することもできます。
このようなクルーズ客船で、120日間の世界1周すると最低の部屋で1人176万円、一番高い部屋では560万円もします。
ちなみにスタンダード・クラスの部屋でも、ソファがあり、バルコニーがあり、バスルームがあり、疲れを癒してくれます。
最高クラスの部屋になると、ベッドルーム、リビングルーム、ダイニングルーム、バルコニー、バスルームというゴージャスぶりです。
これではとてもとてもという方には、神戸~香港、11日間ならば172,000円~530,000円と比較的手に届きそうな料金となります。
この神戸から香港までのクルーズには、100人以上の日本人も乗船します。ただし、香港から日本には飛行機で戻ってきます
クイーン・エリザベスは、深夜、九州の長崎に向けて出港しました。
クイーン・エリザベス Queen Elizabeth のクルーズ・スケジュールと予約