2015年8月時点、フッティルーテンのオーロラクルーズの最新情報は、次の通りです。
2015年8月15日 ノルウェー フッティールーテン(沿岸特急)でオーロラとフィヨルドクルーズはいかが? 東京、名古屋、福岡、札幌、仙台発 |
日本人クルーズファンには、なかなかなじみが少ないのですが、「フッテイルーティン HURTIGRUTEN」と言う船会社があります。
ノルウェーの北極圏の都市、トロムソ ˈtrʊmsø に本社があります。
同社は1839年にノルウェー北西部へ人と物資を運ぶために創業されました。
現在も観光客船として、またノルウェー沿岸住民の生活ライフラインとして大活躍の定期船です。
そのため、社名の「フッテイルーティン HURTIGRUTEN」も「沿岸急行船」と言う意味です。
フッティルーティン NORDNORGE Photo by Nathan Wind
ノルウェー沿岸急行船(世界で最も美しい船旅)
ノルウェーの西海岸、南のベルゲンから北のキルケネスまで約、2400kmを大小34もの港に寄港しながら17日間かけて往復しています。
これには、11艘の船が従事しており、年間365日運行されています。乗組員は、ノルウェー沿岸の地元出身です。
寄港するのは、大きな港だけでなく、住民や物資だけを届ける寄港もあり、まさにライフラインの面目躍如です。
また、ベルゲン~キルケネスの2400kmの区間の航海は、世界的に有名なガイドブック、ロンリープラネットでも”The world’s most beautiful voyage” と「世界でもっとも美しい船旅」の評価があります。
ノルウェー沿岸の大自然・絶景を楽しむ
フッティルーティンは、豪華クルーズ船のようなカジノ、ショーなどのエンターテインメントはありません。
それよりもデッキの上からノルウェー沿岸の美しい大自然を楽しんでもらうことがポリシーです。
ですから、堅苦しいドレスコードもありません。
豪華客船クルーズといえば、10万トン以上のメガシップが取り上げられますが、本当の贅沢で高級なクルーズは、これくらいの船でゆったりしていくのかもしれません。
リラックス派もアクティブ派も楽しめる船旅
フッティルーティンの沿岸急行船では、デッキでくつろぎながら変わりゆくノルウェー沿岸の自然を堪能することが一番です。
また、アクティブ派、アウトドア好きな方のためには様々なエクスカーション、オプショナルツアーが用意されています。
- 世界のベストドライビングロードのアトランティックロードドライブ
- ヨーロッパ最北端、ノールカップ到達
- 犬ぞりツアー
- ホエールウォッチング
- 各種バスツアー
- 各種ハイキングツアー
ただし、北行き航路と南行き航路では、寄港地は同じでも参加できるツアーは異なり、また季節によっても異なります。
ノルウェーの家庭料理を堪能 シーサイドキッチン
沿岸急行船では、各港で仕入れる新鮮で旬の地元特産の食材を仕入れています。
そしてその地域の伝統的な家庭料理が提供されます。
また、ノルウェーは物価高でも有名で、市内のレストランで食事をすると3コースディナーは、飲み物別で約7,000円~10,000円となります。
フッティルーティンでは、他のクルーズと同様に料金は食事込みですからこの面でも助かります。
フッティルーティン 沿岸急行船で南行き、北行き航海の体験記
私のヨット仲間で、このフッティルーティン(沿岸急行船)で北行きポラリス号、南行きミッドナイトサン号の往復乗船をした方がいます。
その南北クルーズの体験記は、次のサイトでご覧になれます。
http://www.koharu-home.jp/newdiary2014/july2014/newpage1.html
画面が表示されたら、ノルウェーの地図がありますので、17篇の旅行記をクリックしてください。
鮮明な写真も多く掲載されていますので、フッティルーティンの素晴らしさがお分かりいただけると思います。
オーロラ見えなければ翌年無料招待
クルース情報専門誌「CRUISE」のウェブ・サイト「Web CRUISE」で、「フッティルーテン、オーロラ見えなければ翌年無料招待」で、面白い情報が入りました。
フッティルーティンの船で、オーロラを見ることができなかった場合、翌年の片道航路に無料招待するそうです。
オーロラは、一生に一度は見てみたいなと私も思っていますが、見るにはハードルが高いようです。
オーロラを見る条件とは、オーロラが出るオーロラベルト地域であることは絶対条件ですが、次のような条件も必要です。
- 晴れていること
- 月や街明かりのないこと
- 太陽の活動が活発であること
ノルウェーでは、トロムソがオーロラスポットとして有名ですが、次のような理由でフッティルーティンでのオーロラ見物もオススメです。
- メキシコ暖流のお陰で冬でも気温がマイナス4度~0度くらいで札幌よりも温かい。
- 21:00頃まではオーロラが出現した場合『オーロラ・アナウンス』を船内放送。寒いデッキで頑張る必要がありません。
- 北欧ではオーロラ出現時間が20:00-24:00頃になり、ディナー後就寝時間までの間に見ることができる。
- 海の上では真っ暗で、360度どこに出ても安心です。
- 曇っていても移動しているので晴れる確率が高い。
と、フッティルーティンでのオーロラ見物は、北米アラスカ・カナダや北欧の陸地で見るよりも圧倒的に好条件だそうです。
ただ、それでも相手は自然。どう頑張っても見ることができないことはあります。
そこで、フッティルーティンの対象となる船でオーロラを見ることができなかった方に次のような提案をしています。
◯ 対象となるクルーズ
- 対象コース ベルゲン発着11泊コース
- 対象期間 2015年10月~2016年2月
- 乗船料金
2015年出発 1,452ユーロ~
2016年出発 1,206ユーロ~
◯ 無料招待されるクルーズ
- コース
ベルゲン~キルケネス6泊
キルケネス~ベルゲンの5泊のどちらか。 - 2016年10月~2017年3月に乗船する内側客室(朝食・夕食込み)。