クルージング&クルーズ・シップス2016 Berlitz Cruising & Cruise Ships 2016 (Berlitz Cruise Guide)について
クルーズ船やクルーズのランキングには、日本で有名なものには次の2つがあります。
- 雑誌「CRUISE」の「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」
- クルーズ船評論家のダグラス・ワード氏による「クルージング&クルーズ・シップス2016 Berlitz Cruising & Cruise Ships 2016 (Berlitz Cruise Guide) 」(ベルリッツ刊・英語版)
「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」は、現在、読者の投票の第1回締め切りが10月30日に終わったばかりで、結果は雑誌「CRUISE」の3月号で発表される予定です。
「クルージング&クルーズ・シップス2016」は、先月発売されましたので、その概要をお知らせします。
このランキングは、クルーズ船評論家のダグラス・ワード氏により行われています。
ダグラス・ワード氏は、雑誌「CRUISE」にコラム「ダグラス・ワードのベスト・クルーズ」を毎号連載している方です。
クイーン・エリザベス等のキュナードが母港としている英国サウサンプトンに近いオフィスで執筆しています。
Berlitz Cruising & Cruise Ships 2016 (Berlitz Cruise Guide)
クルージング&クルーズ・シップス2016のランキングについて
クルージング&クルーズ・シップスの2015年版、2016年版のランキングを一覧表にしてみました。
ただし、2015年版は第3位までです。ご容赦をお願いします。
こうしてランキングを見てみると、さすがにカジュアルクラスは入っていませんね。
プレミアムクラスでは、わずかにオーシャニアクルーズのリビエラとマリーナが入っていますが、それも4位と5位。
他のランキングしている船は、ラグジュアリー船ばかりです。
ラグジュアリーの中では、キュナードが健闘していますね。P&Oのブリタニアはキュナードの姉妹船社のようなものです。
筆者のダグラス・ワード氏が、サウサンプトン居住なのでサウサンプトンを母港とするキュナードやP&Oには点数が甘いのかもしれませんね。
あとクリスタル・クルーズのクリスタルセレニティが中型船の2位にランクインしています。
キュナードとクリスタル・クルーズくらいなら何とか手に届く範囲ですが、後のラグジュアリー船社は、超セレブのクルーズ船社ばかりです。
マインシフやオイローパなどの船は、いつかはクラウンではないですが、庶民の憧れというより存在さえも普通は知られていないクルーズ船です。
それとランクインしているマイン・シフ4、ブリタニア、バイキングスターは、2014年~2015年にデビューした最新鋭船です。
マインシフ、バイキングスター、ブリタニア、オイローパなどは日本の普通の旅行会社ではほとんど予約ができないと思います。
この面でも、日本のクルーズが欧米と比べて遅れていると言えるのではないでしょうか。
マインシフ4とオイローパ2について
大型船と小型船の部門の1位にランキングされているマインシフ4とオイローパ2の動画を掲載しておきます。
なかなか知られていないクルーズ船ですが、ご理解が深まれば幸いです。
総トン数 | 99,500トン | 就航年 | 2015年 | 全長 | 295m | 全幅 | 35m |
航海速力 | 20ノット | 乗客定員 | 2506人 | 乗組員数 | 未発表 | 船籍 | マルタ |
総トン数 | 39,500トン | 就航年 | 2013年 | 全長 | 225m | 全幅 | 26m |
航海速力 | 21ノット | 乗客定員 | 516 人 | 乗組員数 | 360 | 船籍 | マルタ |