にっぽん丸

にっぽん丸の沖縄クルーズ、那覇港~西表島~座間味島

にっぽん丸
By flickr

2014年3月にはイギリスの豪華客船クイーン・エリザベスが日本に初来航し、鹿児島、横浜、神戸、長崎と巡りました。

クイーン・エリザベスほど有名ではありませんが、日本にも世界に誇るクルーズ客船があります。それがにっぽん丸です。

今回は、にっぽん丸で行く「飛んでクルーズ 沖縄~西表・座間味~」3泊4日のクルーズを紹介します。

このクルーズは、沖縄の那覇を出港し、西表島から座間味島を巡って那覇に戻ってくるというクルーズです。

一般的には豪華客船でクルーズというと高くて手が出ないというイメージがありますが、実はそうでもなくリーズナブルということがお分かりいただけると思います。

現在、世界には約400隻もの客船があると言われています。その中でにっぽん丸は、総トン数が17,770トン、全長145m、乗客定員430人と比較的小型のクルーズ客船です。

那覇港に停泊しているにっぽん丸に乗り込むと、そこは高級ホテルのロビーと見まがう船のロビーがあります。

やがて出港の時を迎えますが、出港地ごとにセレモニーも様々ですが、那覇港でも地元の方々がいろんな出し物をしてくれます。

また、乗客もシャンパンがサービスされて、シャンパングラスを片手に出航となります。雨が降ってなければ、テープ投げも行われます。

出港後は、船室に引き上げます。

6階はスイートルーム専用フロアとなっており、スイートの乗客しか立ち入れないエリアとなっています。

にっぽん丸で一番良い部屋は、グランドスイートです。3泊4日で大人1人585,000円の料金です。

バスルームはオーシャンビューとなっています。

もちろんスタンダードタイプの客室もあり、3泊4日で1人10,000円台前半からで、意外とリーズナブルな価格です。

にっぽん丸は、食事が良くてゆっくりできるということで定評があります。

2階には、メインダイニングの「瑞穂」があります。

客室のタイプに関係なくいただけるスタンダードなディナーが「沖縄膳」です。前菜、お肉、天ぷら、デザートがありますが、沖縄なのでブランドポークのアグー豚のロースのしゃぶしゃぶがいただけます。もちろんお代わりもできます。

さらに沖縄の郷土料理、「味噌ラフテー」ではプルンプルンのお肉を堪能してください。

天ぷらもただの天ぷらではありません、何と海老と海ぶどうの天ぷらです。沖縄ならではですが、にっぽん丸では沖縄の食材にもこだわっています。

こういうことは、にっぽん丸の規模、小さな船だからこそできることなのです。人数が多くなるとなかなかこういうことは難しくなります。

にっぽん丸では、入港してから出港までの6~7時間の間に現地で食材を仕入れています。

6階には、オーシャンダイニングの「春日」があり、スイートクラスの乗客が利用するレストランです。

オーシャンダイニング「春日」の名物料理がローストビーフです。残念ながら、このローストビーフは、スイートタイプの乗客のみに提供されています。

また、パンも絶品で、にっぽん丸では1日に2回、早朝と午後に焼いています。焼きたてのパンはさすがに違います。

6階にはまた、寿司バー「潮彩」があります。沖縄で仕入れたネタと東京の築地から沖縄に送ってもらっているネタがあるそうです。

さて、食事だけでなくにっぽん丸にはいろんなお楽しみがあります。

より良く楽しむためには毎晩届く船内新聞の「Port and Starboard」をよく読んでおいてください。記載されているのは、船の中で朝から晩までどこで何があるかの情報です。

つまり、船内イベントのプログラムや食事の時間、オプショナルツアー、日の出日の入りなどの情報が満載されています。

また、予定変更があれば船内新聞でもお知らせがあります。予定していた港に入れなかったり、そのことにともなってツアーの変更があったりします。

例えば、クルーズ2日目の西表島に入港予定が風向きなどの状況によっては、石垣島に変更になったりします。その場合は、別の小型船で西表島に向かうことになります。

西表島では、水牛車に乗って由布島に渡るなどの観光を楽しむことができます。

ここで、にっぽん丸の船内施設を紹介します。

7階には、太陽をたくさん浴びることができるプール付きのリドテラスがあり、人気のゴディバのショコリキサーや豚肉ソーセージホットドックなどを自由にいただくことができます。

また同じ7階のスパ&サロンは有料になりますが、外を見ながらエステができます。

3階には、ジャグジー付きの大浴場のグランドバスがあり、ここもオーシャンビューです。

5階のおしゃれなバー、ネプチューンバーでは美味しいカクテルも楽しめます。

クルーズの記念やにっぽん丸に徹底してこだわっているお土産には5階のブティック「アンカー」が便利です。

クルーズ3日目には、沖縄本島近くの座間味島に入港します。

にっぽん丸には、ユニークなおもてなしがあります。それは、毛布を花のように折りたたむ「花毛布」です。すごいのは、日毎に毎日、違う形の花毛布を作っていることです。

にっぽん丸スイート
スイート客室と花毛布 By flickr

夜には、食事の後、ドルフィンホールでショーがあることがあります。飲み物などを飲みながらショーを楽しみます。沖縄クルーズでは、沖縄の音楽を楽しんだりします。

ショーの後は、社交ダンスがあり、踊る機関長がパートナーを勤めます。

このように楽しいにっぽん丸での沖縄クルーズいかがでしょうか。