前回の記事で、飛鳥Ⅱで利用できるインターネット、メールのサービスを紹介しました。
利用できると言っても、場所はコンピュータープラザのみ、回線速度は通常の光回線よりも5~30倍も遅く、おまけにかなり高い料金が取られます。
よほどの緊急事態でもない限り、サービスを利用するのはためらってしまうと思います。
しかし、スマホやタブレットの爆発的な普及もあり、飛鳥Ⅱ船内でこれらを利用できる環境整備が強く求められていますが、やっと無線LANサービス、Wi-Fiが利用できるようになりました。
考えてみれば、今時、Wi-Fiが使えない施設は珍しいと思います。
船舶であることを考えるとそうなのかとも思いますが、すでにシルバーシークルーズなどは、導入しており飛鳥Ⅱは遅れている方です。
さて新しい有料の無線サービスは、「飛鳥ⅡWi-Fiサービス」といい、郵船クルーズとKDDIの提携によるものです。
同サービスの開始は、2015年1月5日からです。
イメージ Photo by Manolo Gómez
このサービスは、衛星通信を利用した船舶向けVSATサービス「KDDI Optima Mairneサービス」とKDDIのWi-Fi構築ソリューションを組み合わせた飛鳥Ⅱの乗客向けです。
これにより乗客の方は、船内で手持ちのスマホやタブレットでインターネットやメールができるようになります。
ただし、船内どこでも、客室内でできるかというと、船内の利用可能エリアは、コンピュータープラザ、パームコート、ビスタラウンジです。
ロイヤルスイートの客室だけは、室内で利用可能ですし、無料です。
接続の仕方は、画面に表示されるSSID「ASUKA」に接続し、それから料金プランを選択します。いずれも税別です。
利用時間 | 飛鳥II Wi-Fi | ウェブ閲覧サービス |
---|---|---|
10分 | 1,000円 | |
30分 | 1,000円 | (33分)3,000円 |
1時間 | 2,000円 | 5,000円 |
3時間 | 5,000円 | |
12時間 | 15,000円 | |
24時間 | 24,000円 |
これらは、船内の料金と合わせての支払いとなります。
なお、寄港地や沿海で電話回線等が利用できる時は、海外用携帯WiFi端末をレンタルして持って行くと船室などで自分のパソコン、スマホ、タブレット等でインターネット閲覧、メールなどもできるようになります。