クルーズを彩る楽しみに、アルコール類があります。
基本的には、アルコール類は有料となりますが、ラグジュアリークラスなどの高級クルーズ客船には、オールインクルーシブと言って無料になったりします。
また、フランス船などでは、昼食と夕食には無料でワインが付くことがあります。
飲み物・ドリンクパッケージプラン
いわゆる飲み放題コースのようなもので、事前に予約すると一定の量まで飲むことができます。
ソフトドリンクやアルコールドリンクが飲み放題になるものや1日1本程度のミネラルウォーターやワインなどがレストランで飲めるものなど様々あります。
飲める種類、量などクルーズ会社によって様々ありますので、乗船する船のドリンクパッケージはどんなものか調べておいたほうが良いと思います。
ただし、あくまでも料金との兼ね合いですが、テーブルで個別に注文したほうが良かったという例もありますので、何が何でも飲み物パッケージのほうが良いとは限りません。
食前酒 Apertif
なかなか日本には、食前酒の習慣がないのであまり良くわからないことが多いのですが、食前酒とは、メインダイニングの近くにあるウェイティング・バーで飲むアルコール類のことです。
通常、ウェイティング・バーにはジャズピアノや弦楽四重奏などの生演奏が流れていて、とても雰囲気が良いものです。
食前酒には、カクテル、シャンパン、シェリー酒などがあり、食欲増進作用があるとも言われています。
食事中のワインなど Wine
ディナーなどでテーブルにつくと、ソムリエからまず聞かれるのが食事中のアルコール・ソフトドリンクです。
楽しく食事をするには、ワインは欠かせないアイテムの1つでしょう。
しかし、ソムリエからリストを渡されても、普段から飲み慣れていないワインなど選びようがありませんね。
そこで、考えられる反応は次の3つです。
- 「いらない!」と手を振って笑いながらワインリストをソムリエに戻す。これが普通の反応と思います。
- 一応、ワインリストを眺めてもわからないので、ビールを注文してしまう。
- とりあえず、適当なワインを指差す。
適当なワインを指さしたにしても、料理に合うのか、高いワインを注文してしまったのではないかとの不安になってしまいます。
おまけに、注文したワインのテイスティングなど面倒なセレモニーも待っています。
それでは、どうしたら良いかですが、ワインを飲みたい場合は、「グラスワイン」または、「ハウスワイン」などを注文すれば、たいていは手頃でそこそこのワインが来ると思います。
グラスワインなどでは、テイスティングもありませんから安心です。
ただ、日頃からワインには興味があって、せっかくのクルーズのディナーなどで美味しいワインを堪能したい方もあると思います。
そんな方には、テーブルで注文するのではなくて、あらかじめ注文できないか方策を探ってみましょう。
一つの方法としては、バーなどに今夜のディナーのメニューがあり、料理を検討し、バーテンダーなんかとワインリストを見ながらワインを相談できることもあります。
適当なワインがあったら、値段を確認してテーブル番号を告げておくと、予約しておくとディナーのテーブルにそのワインが出てきます。
あとは、ソムリエが差し出すラベルを確認し、少し飲んでテイスティングを終えるだけです。
テイスティングの時は、日本の習慣でついグラスを持ってしまいますが、持たないようにしましょう。
また、グラスにワインがなくなったら、ソムリエが注いでくれるまで待ちましょう。
食後酒 Digestif
ディナーの後で飲むお酒のことです。
硝化作用を増進させる働きもあるようです。
一般的には、ブランデー、グラッパ、ウィスキーなどです。
テーブルで飲んでもいいのですが、バーなどに移動して楽しむこともあります。