ディナー・夕食

クルーズ船のルームサービス

ルームサービス Room Service とは、朝食や軽食、飲み物などをキャビン、客室まで届けてくれるものです。

陸上のホテルでは、だいたい有料ですが、基本的には食事は無料のクルーズ客船では、無料が多いのですが、船会社によっては有料のところもあります。

いずれにしろクルーズ船のルームサービスは、あまりお金がかからないこともあって、自分の乗る船ではどのようなルームサービスがどのくらいの料金で受けられるか必ずチェックしてください。

ホテルのルームサービスとは全然異なることが多くありますので。 

バルコニーで海を見ながら朝食

朝食は、基本的に無料が多いと思います。陸のホテルの感覚で、ルームサービスは高いと思いがちですが、クルーズ船では朝食は無料ですし、この際注文してはいかがでしょうか。

特に、バルコニー付きの船室の場合、天気のいい日はバルコニーで海を見ながら朝食をいただくのも気持ちが良いものです。

クルーズ バルコニー朝食
イメージ Photo by Amy Wharton

例として、次のような朝食専用の注文票(オーダーフォーム)が、客室内にありますので、これで注文します。

ルームサービス票

これに、フルーツ類、クロワッサンなどのパンの種類、スクランブルエッグなどの卵の調理法、オレンジなどのジュースの種類、コーンフレークなどのシリアル類、ヨーグルト類、ジャム類、コーヒーなどの飲み物から好みのものを選んで記入しておきます。

また、届けて欲しい時間、氏名、客室番号、利用者数も書いておきます。

オーダー票を基本的には、前夜のうちに外側のドアノブにかけておくと、指定しておいた時間に朝食が届きます。

例としてあげたオーダーフォームによると、この船では4:00AMまでよいようですね。

語学に自信がある方は、オーダーフォームによらず電話でも注文できます。

体調が悪い時には、無理してレストランに行かずにルームサービスを利用しましょう。

コンソメスープなど消化が良くて温かいものをキャビンで食べると元気が出るかもしれません。

朝食で、オムレツなど温かい料理が食べたいかもしれませんが、これらはラグジュアリー船や大型客船の上級客室のみということが多いようです。
 

昼食 ランチ

朝食だけでなく、昼食もルームサービスできますが、朝食は無料でも昼食ではシュリンプカクテルなどが有料になることがあります。

ノルウェージャンクルーズラインでは、朝食以外のルームサービスには、デリバリーチャージが数ドルかかります。

コスタ・クルーズとロイヤル・カリビアン・インターナショナルでは、夜の22時以降は深夜チャージが加わります。

シルバーシー・クルーズなどの高級クルーズラインで食事・飲み物の料金が全てクルーズ代金に含まれているオール・インクルーシブの客船ではルームサービスももちろん無料ですが、高価なシャンパンやキャビアなどは有料になります。
 

夕食 ディナー

夕食時にも、ルームサービスを利用することができます。

定番的なメニューは、ハンバーガー、ピザ、シーザーサラダ、トマトスープ、アップルパイ、チーズの盛合せなどですが、最近ではカレー、焼きそば、春巻き等と種類が増えてきています。

これらも無料のことが多いですので船に問合せてみましょう。
 

誕生日や結婚記念日などはシャンパン付きのルームサービス

誕生日や結婚記念日、退職記念などで乗船している時は、特別なルームサービスをお願いしてはいかがでしょうか。

有料となりますがシャンパン付きの朝食などが有名ですね。ディナーなみに量の多い食事になりますので、バルコニーでいただくと格別な気分になります。

シャンペン クルーズ
イメージ Photo by Jasn

アフタヌーンティーにシャンパンをつけても雰囲気が盛り上がります。

フルコースディナーを客室でとるのも記念になりますが、有料の場合が多いと思います。
 

ルームサービスのチップについて

基本的には不要だと思います。

オール・インクルーシブシステムの場合は、すでにチップが加算されていますし、有料の食事の場合は領収書に15%程度のチップが記載されていると思います。

サービスに大感激の場合は、チップを上げるのも人の情としてはあるかもしれません。
 

食事後のトレーについて

ルームサービスは、移動式トレーに載せられてやってきます。

食事後のこのトレーについては、客室内に置いたままにするか外の廊下に出すか二通りあります。

北米の人々は、廊下に出す人が多く、ヨーロッパ系の方々は室内においたままにする傾向があります。

どちらでも良いのですが、客室が狭ければ廊下に出しても構いません。

ただし、廊下では人々の通行のじゃまにならないように気を使ってください。