ピースボート「地球一周の船旅」の使用船と知られている客船「オーシャンドリーム号」の船内見学会が10月16日に博多港国際ターミナルで行われます。
ピースボートの船旅とは、普通の客船クルーズとは異なり、地球の「いま」の姿にふれ、世界中の人々と交流しながら旅することが大きな特長です。
つまり、世界各地の大自然や遺跡などを訪問したり、その地の住民たちと会い、そこの歴史や生活を見ることにより、外国や地域の人々との相互理解を深めることになります。
それらのことがひいては、平和につながっていくという趣旨が強く打ち出されています。
そのため、ピースボートに乗る人々も、10代、20代の若い人が4割台、50代から60代の参加者が4割程度とかなり普通のクルーズとは異なる利用者構成となっています。
また、船内イベントも、客船クルーズならではのエンターテイメントはもちろんありますが、専門家による船内講座、洋上英会話プログラム、乗船客が自分たちで企画するプログラムなど研修的な要素も加わります。
飛鳥Ⅱやクイーンエリザベスによるクルーズも、これらピースボートの趣旨と重ならないわけではありませんが、飛鳥やクイーンエリザベスのクルーズは、あくまでも観光や船上の食事、エンターテイメントを楽しむことが主目的であり、外国人との交流、相互理解、平和樹立が目的ではありません。
これらのピースボートの趣旨をよく理解しないで、通常のクルーズと同じ意識で乗船するとかなりの違和感を覚えることになりかねません。
今回の博多港での船内見学会は、もちろん世界一周の船旅のセールスプロモーションの一環です。
ちなみに、最近の世界一周クルーズは、「第81回ピースボート 地球一周の船旅」で2013年11月22日~2014年3月6日 横浜発着・106日間が予定されています。
当然、豪華クルーズ旅行の趣旨ではないので、旅行代金もかなり安くなっています。
最安の料金は、129万円からで最高価格でも323万円ですから、飛鳥Ⅱやクイーンエリザベスの世界一周クルーズとは桁違いに安くなっています。
一番安い価格に申し込むと、全くの他人と4人部屋に入れられる可能性もあります。
現地の人との交流だけでなく、船内交流も図られることになりますが、夫婦だけでゆっくりとクルーズするという次元ではないことがお分かりになると思います。
当然、JTBなどの普通の旅行会社や船会社などが主催するものではなく、クルーズをコーディネートするのは、「ピースボート」という国際交流を目的として設立されたNGOと同団体が主催している旅行会社のジャパングレイスです。
さて、今回、博多港で船内見学会が行われるオーシャンドリーム号についてですが、1981年にデンマークで建造されました。
多数のホールやラウンジがあり、3つのプール、2つのジャグジーを備えるデッキでゆったりと過ごせる本格的な外航客船だそうです。
同船の主なスペックは、総トン数 35,265トン、全長 205メートル、全幅 26.5メートル、喫水 7.5メートル、乗客定員 1422人、フィンスタビライザー(横揺れ防止装置)つきです。
◯ 客船オーシャンドリーム号船内見学会 博多
日 時 2013年10月16日(水)9:30~16:00
受付場所 博多港国際ターミナル
予約締切 2013年10月6日(日) 19:00
ピースボート地球一周の船旅
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