美食の船 にっぽん丸
にっぽん丸 Photo by Daniel Ramire
「にっぽん丸」は、「美食の船」と言われるほどクルーズ中の食事の質の高さには定評があります。
日本船籍の船には、飛鳥Ⅱという5万トンのプレミアム船があり、にっぽん丸の2万2千トンでは、かなり劣勢であることは否めません。
しかし、クルーズ船というものは大きいばかりが能ではなく、乗客に対するサービスを含めてこそ、ある意味高級なクルーズというのかもしれません。
10万トンを超えるメガシップでは、乗客数が膨大であり料金も安いのでサービス・グルメの質は一般的には小さな船に劣ることが多くあります。
にっぽん丸も小さな船ですが、120年の伝統を誇る「美食の船」と言う大きな船にはなかなかできないポイントを持っていることが強みと言えます。
門上武司氏の「あまから手帖」とコラボ、京都の料亭「祇園 大渡」と新春初旅にっぽん丸クルーズ
ただでさえ、美味しい料理を提供するにっぽん丸ですが、来年新春のショートクルーズでは、何とミシュランガイド一つ星の京都の料亭「祇園 大渡」と言う超人気店の料理をいただけます。
イメージ Photo by Hiro – Kokoro☆Photo
「祇園 大渡」は、通常半年先まで予約でいっぱいだそうですから、このクルーズの貴重さが分かりますね。
この「祇園 大渡」とにっぽん丸の架け橋となったのが、関西のグルメ情報雑誌「あまから手帖」です。
この「あまから手帖」の編集顧問でフードコラムニストの門上武司のブログにも「祇園大渡」の記事が掲載されています。
「門上武司のおいしいコラム 「祇園 大渡」 京都・祇園・日本料理」
「祇園 大渡」は、元気の良い料理店で、京料理の基本をふまえながらも独自のスタイルを貫く気鋭の人気店です。
ミシュランの一つ星を獲得していることもあり、予約は半年先まで入っているそうです。
にっぽん丸で提供されるかどうかは不明ですが、名物料理は井戸水を使う多彩なジュレです。
祇園大渡」の京料理をにっぽん丸船上で提供する難しさ
こういったにっぽん丸と料理店やレストランのコラボでは、もちろんにっぽん丸の料理スタッフだけでなく、料理店側のスタッフが乗船し一緒に調理するようです。
そのため、料亭側もクルーズ前には、にっぽん丸に来てもらって厨房設備や食器の種類島を確認します。
船では、基本的に火は使えませんが、煮炊きや蒸し料理が多い日本料理ではあまり問題になりません。
また、日本料理では非常に水質に気を使いますので、場合によっては店側が水まで持ち込むそうです。
また、出来上がった料理を運ぶタイミングや卓上鍋の取扱いなど入念なシュミレーションを店側とにっぽん丸のスタッフが行います。
と言っても、本番は、リハーサルができない一発勝負なのでかなり気を使うそうです。
「祇園 大渡」の料理がいただけるにっぽん丸のクルーズ
今まで説明しましたミシュラン一つ星、予約が半年先まで入っている京料理「祇園 大渡」の料理が、あまから手帖とにっぽん丸のコラボでいただけるクルーズです。
寄港地の山口県防府では、防府天満宮に初詣できます。
防府天満宮は、太宰府天満宮、京都の北野天満宮とともに日本三天神のひとつです。
904年に創建された防府天満宮で、新しい年の福をお祈りしましょう。
クルーズ名 | 新春初旅にっぽん丸クルーズ 4日間 -神戸発着- | 出発日 | 2016年 1/5 | |
---|---|---|---|---|
泊数 | 3泊4日 | クルーズ発着港 | 神戸港発着 | |
料金 | 136,000円 ~ 617,000円 客室クラスごとの料金は下表をご覧ください。 | 1日料金 | 34,000円~ | |
旅程 | 神戸 細島 防府 神戸 | |||
ポイント |
|
スタンダードステート | コンフォートステート | スーペリアステート | デラックスツイン |
---|---|---|---|
136,000円 | 148,000円 | 161,000円 | 235,000円 |
デラックスベランダ | ジュニアスイート | ビスタスイート | グランドスイート |
259,000円 | 339,000円 | 438,000円 | 617,000円 |
にっぽん丸について
総トン数 | 22,472トン | 竣工年 | 1990年 | 全長 | 167m | 全幅 | 24m |
航海速力 | 18ノット | 乗客定員 | 408人 | 乗組員数 | 160 | 船籍 | 日本 |
ビデオで紹介されている天然の炭酸水のサイダー 会津 磐梯サイダー